「十二国記」キャラクター紹介 他国
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名前と姿が出てきた人や妖や神仙の紹介です。
名前のふりがな、初登場のページ（その話でに姿が初めて出たとき、ただし短編は含まず）、全シリーズ中で記述された形態、職業、住まい、家族、その人の特徴などが書いてあります。一部、私の想像も多少含めて書いてあります。
台詞は、小野不由美さんのML、「麒麟通信」でこの人の一番いい台詞をアンケートで募集した結果のものです。アンケートにご協力くださった方、ありがとうございました。
間違えているところ、こんなんじゃないーという文句、追加などがあったら、お気軽にこちらまでお知らせ下さい。
ページ数は、p「講談社Ｘ文庫ホワイトハート」（「講談社文庫」）となっています。
- 漣国廉王世卓（鴨世卓）＜れんこくれんおうせいたく（おうせいたく）＞
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初登場 「冬栄」（「華胥の幽夢」p48（45））
姿 青年。
職業 漣国王はお役目、農夫が仕事。
住まい 漣国首都重嶺雨潦宮。
性格 飾り気や気負いのない人物。鷹揚。「万民は健康に暮らすこと」という初勅を出した。
- 廉麟＜れんりん＞
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初登場 「風の海 迷宮の岸（上）」p47（44）「魔性の子」p62「黄昏の岸 暁の天」（下） p116（318）「冬栄」（「華胥の幽夢」p54（51））
姿 十八くらい。陽光のように明るい金の髪。明朗な雰囲気。優美な手。
職業 漣国宰輔。
住まい 漣国首都重嶺雨潦宮。
人間関係 泰麒のことを気にしている。
「思い出せないなら、知らない方がいいでしょう」（「魔性の子」p399より）
- 什鈷＜じゅうこ＞
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初登場 「黄昏の岸 暁の天」（下） p134（335）「魔性の子」p132
種類 廉麟の使令。
姿 小型の白い犬に似ているが尻尾がない。碧く丸い一つ眼。老人の眉のような瞳に掛かる垂れた毛並み。
- 半嗣＜はんし＞
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初登場 「黄昏の岸 暁の天」（下） p158（356）
種類 廉麟の使令。
姿 黒々と落ちた影。粘る音を立てて持ち上がると不定形の影となる。
- 峯麟＜ほうりん＞
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初登場 「風の万里 黎明の空（上）」p17（18）
職業 芳国宰輔。二人目の王（仲韃）の治世三十年で死去。
住まい 芳国首都蒲蘇鷹隼宮。
「王気が――ああ、王気が絶えてしまわれた」（「風の万里 黎明の空（上）」p17（18）より）
- 佳花＜かか＞
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初登場 「風の万里 黎明の空（上）」p17（18）
職業 芳国王后。
住まい 芳国首都蒲蘇鷹隼宮。
家族 夫 仲韃（芳国王）と娘（祥瓊）。
人間関係 国民に憎まれていた。
性格 悪辣。ねたみが強い。質素なふりをして高価なものを身につけていた。
「王は――王は民のために良かれと――」（「風の万里 黎明の空（上）」p19（20）より）
- 月渓＜げっけい＞
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初登場 「風の万里 黎明の空（上）」p18（19）「乗月」（「華胥の幽夢」p78（75））
職業 芳国恵州侯の後、芳国の仮王。
住まい 芳国恵州。後に芳国首都蒲蘇鷹隼宮。
人間関係 芳国王・峯麟・芳国王后を殺し、公主祥瓊を仙籍から外した。
「気持ちは分かるが、恨みは人になにひとつ与えない。我々はもう仲韃を忘れてもいいだろう。――違うだろうか」（「風の万里 黎明の空（上）」p143（141）より）
- 小庸＜しょうよう＞
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初登場 「乗月」（「華胥の幽夢」p79（76））
姿 老齢の男。
職業 芳国天官長の後、仮朝の冢宰。
住まい 芳国首都蒲蘇鷹隼宮。
人間関係 月渓を支持している。
- 沍姆＜ごぼ＞
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初登場 「風の万里 黎明の空（上）」p30（30）
職業 里家の閭胥（ちょうろう）。
住まい 恵州坂県新道。
家族 息子を亡くした。
人間関係 里家で祥瓊をいじめていた。祥瓊が私刑にかけられそうになったときに月渓に助けを求めた。
「お前が骨の髄まで腐っていることが、よく分かった」（「風の万里 黎明の空（上）」p126（125）より）
- 範国氾王藍滌（呉藍滌）＜はんこくはんおうらんじょう（ごらんじょう）＞
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初登場 「黄昏の岸 暁の天」（下） p87（292）
姿 二十代終わりの背の高い趣味の良い貴婦人にみえる男。押しつけがましくはない奇妙な存在感がある。立ち居振る舞いは流れるように優雅。
職業 範国王。在位三百年。
住まい 範国首都。
性格 趣味にこだわる。趣味の悪い人は嫌い。人をあしらうのが得意。
人間関係 延王をいじめる。
- 氾麟梨雪＜はんりんりせつ＞
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初登場 「黄昏の岸 暁の天」 （下） p87（292）
姿 十五、六。鮮やかに明るい透けるような金の髪。美しくて愛らしい、飾っておきたいような美少女。
職業 範国宰輔。
住まい 範国首都。
性格 中身は延麒。
――出典
「東の海神 西の滄海」
「図南の翼」
「風の海 迷宮の岸（上）（下）」
「月の影 影の海（上）（下）」
「風の万里 黎明の空（上）（下）」
「黄昏の岸 暁の天（上）（下）」
以上、小野不由美作 講談社Ｘ文庫ホワイトハート
「東の海神 西の滄海」
「図南の翼」
「風の海 迷宮の岸」
「月の影 影の海（上）（下）」
「風の万里 黎明の空（上）（下）」
「黄昏の岸 暁の天」
「華胥の幽夢」
以上、小野不由美作 講談社文庫
「魔性の子」小野不由美作 新潮文庫
「漂舶」小野不由美作 講談社Ｘ文庫CDブック「東の海神 西の滄海」付録
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Last modified 2007.6.12.
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