「十二国記」キャラクター紹介 恭国


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 名前と姿が出てきた人や妖や神仙の紹介です。
 名前のふりがな、初登場のページ(その話でに姿が初めて出たとき、ただし短編は含まず)、全シリーズ中で記述された形態、職業、住まい、家族、その人の特徴などが書いてあります。一部、私の想像も多少含めて書いてあります。
 台詞は、小野不由美さんのML、「麒麟通信」でこの人の一番いい台詞をアンケートで募集した結果のものです。アンケートにご協力くださった方、ありがとうございました。
 間違えているところ、こんなんじゃないーという文句、追加などがあったら、お気軽にこちらまでお知らせ下さい。
 ページ数は、p「講談社X文庫ホワイトハート」(「講談社文庫」)となっています。



「十二国記」キャラクター紹介 恭国

恭国供王珠晶(蔡晶)<きょうこくきょうおうしゅしょう(さいしょう)>
初登場 「図南の翼」p13(12)「風の万里 黎明の空(上)」p177(173)
姿 十二才。金切り声。白い頬。勝ち気そうな目。あどけない風情。珊瑚色の唇。
職業 恭国王。治世は九十年(「風の万里 黎明の空」)。
住まい 恭国首都連檣霜楓宮。生まれは恭国首都連檣の相園館。
家族 父相如昇と、母と兄三人姉三人。
人間関係 利広頑丘とともに黄海を旅した。祥瓊が嫌い。供麒のすることにいらいらする。
性格 向こうっ気が強く、小賢しい。しっかりしている。聡明でいい子。ずるいことはできない。堂々としている。
「――だったら、あたしが生まれたときに、どうして来ないの、大馬鹿者っ!」(「図南の翼」p408(375)より)

供麒<きょうき>
初登場 「図南の翼」p405(372)「風の万里 黎明の空(上)」p177(175)
姿 赤銅に近い金の髪。いかにもお人好しそうな顔をしている。がっしりとした重たそうな身体。どこか気弱そうな声。
職業 恭国宰輔。
住まい 恭国首都連檣霜楓宮。
性格 気が弱い。優しすぎる。朴訥(ぼくとつ)。
「お迎えに参じました……」(「図南の翼」p408(374)より)

鉦担<しょうたん>
初登場 「図南の翼」p264(242)
姿 四十過ぎ。
職業 室季和の家生。
人間関係 昇山の路上で室季和に見捨てられていたところを、珠晶に見つけられ、共に妖魔と戦った。珠晶に恩義を感じている
性格 従順。
「私たちがこの荒れ地に見捨てられたとき、珠晶さまだけが見捨てずに戻ってきてくださった。それで助けられた私が珠晶さまを見捨てては、天に申し開きができません」(「図南の翼」p305(280)より)

室季和<しつきわ>
初登場 「図南の翼」p134(123)
姿 初老の男。
人間関係 珠晶とともに昇山した。剛氏を連れておらず、剛氏のまねをすることでなんとか旅を過ごしていた。
  荷を捨てることを嫌がり、妖魔のいる地域を荷車で通ったが結局は荷車を捨て、鉦担ら使用人まで捨てて逃げた。
性格 人の話を最後まで聞かない。勝手。物欲が深い。
「では、王になれば、ただの一人も殺さずにすむと思うかね?」(「図南の翼」p256(235)より)

聯紵台<れんちょだい>
初登場 「図南の翼」p150(137)
姿 痩せた顔。
職業 商人。
住まい 雁国。
人間関係 珠晶とともに昇山した。剛氏の力を借りないことを誇りとしている。
性格 誠実。実直。意地の張り通しはしない。善人。
「それは、私が季和に劣る、という意味かね」(「図南の翼」p193(177)より)

相如昇(万賈)<そうじょしょう(ばんこ)>
初登場 「図南の翼」p29(27)
姿 温和な顔。初老。
職業 商人。如昇が手を染めていない商いはない、と言われる。
住まい 恭国緯州首都連檣の相園館。
家族 妻玻娘、息子三人娘四人(珠晶含む)。
性格 商いにかけてはあざとい。自分の子どもには甘い。
「恵まれているとはいえ、わたしは一介の商人にすぎないんだよ、珠晶」(「図南の翼」p33(31)より)

恵花<けいか>
初登場 「図南の翼」p33(32)
姿 十三。
職業 相如昇の家生。
住まい 恭国緯州首都連檣の相園館。
家族 家生の父母あり。
性格 真面目。辛くてもあまり表に出さない。
「夢みたい……」(「図南の翼」p42(40)より)

馬子<ばし>
初登場 「図南の翼」p44(41)
姿 老人。
職業 相如昇の家生。相園館の涼院の厩舎の采配をしている。
住まい 恭国緯州首都連檣の相園館。
家族 家生の三人の子どもあり。
性格 自分の仕事にそれなりの誇りを持っている。
「わたしらは家公さまのおかげで安泰ですけどねえ」(「図南の翼」p45(42)より)

小明<しょうめい>
初登場 「図南の翼」p10(10)
姿 十二歳。澄んだ声。
職業 宿屋の門番。
住まい 恭国緯州乾県都乾にある舎館(やどや)。
人間関係 十歳の時に頑丘おじさんと会ったことがある。
家族 宿屋の主の父親。
「ずいぶんいっぱい久しぶりだねえ」(「図南の翼」p11(11)より)

白と<はくと>
初登場 「図南の翼」p46(43)
種類 孟極(もうきょく)。
姿 白い豹に似ている。金茶の目。白い尾。
特徴 利口で人の意をよく察し、穏和で主人によくなつく。飛行は上手くないが、空行、陸行合わせて一日に馬の三日分は行ける。人が声をかければ深く疑わずについて行く。
主人 相如昇珠晶によくなついている。

星彩<せいさい>
初登場 「図南の翼」p60(55)
種類 すう虞(すうぐ)。
姿 白と黒の縞で白の部分が多い。
主人 利広。後に珠晶

――出典
「東の海神 西の滄海」
「図南の翼」
「風の海 迷宮の岸(上)(下)」
「月の影 影の海(上)(下)」
「風の万里 黎明の空(上)(下)」
「黄昏の岸 暁の天(上)(下)」
「華胥の幽夢」
以上、小野不由美作 講談社X文庫ホワイトハート
「東の海神 西の滄海」 「図南の翼」
「風の海 迷宮の岸」
「月の影 影の海(上)(下)」
「風の万里 黎明の空(上)(下)」
「黄昏の岸 暁の天」
「華胥の幽夢」
以上、小野不由美作 講談社文庫
「魔性の子」小野不由美作 新潮文庫
「漂舶」小野不由美作 講談社X文庫CDブック「東の海神 西の滄海」付録

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Last modified 2007.6.12.
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