「十二国記」用語集 第二版 な行
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「十二国記」にでてきた、用語を解説してみました。人名は、キャラクター紹介の方を参照して下さい。
本編に載っている解説しか書いてありません。あしからず。
間違えているところ、こんなんじゃないーという文句、追加などがあったら、お気軽にこちらまでお知らせ下さい。
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
「十二国記」用語集 第二版 な行
な
に
ぬ
ね
の
な
- 内海<ないかい>
- 黒海(北)、青海(東)、赤海(南)、白海(西)の四つの内海がある。また、島国と大陸の間の海も内海。
対岸が見えないほど広い。潮の匂いがする。
巧国と舜国の間は浅いために虚海の水よりもわずかに青く、暗い紺青をしている。
恭国と芳国の間の内海は乾海と呼ばれている。
- 内宮<ないぐう>
- 王宮にある王の居宮のこと。
宸殿、長明殿、六朝、主殿、仁重殿、典章殿がある。
- 内史府<ないしふ>
- 春官の一府。勤める官を史官という。
中級官に御史がある。
- 内朝<ないちょう>
- 国都の山頂にある高級官の官宅(じたく)と府邸(仕事場)のこと。
- 内殿<ないでん>
- 王宮の内宮にある、王が執務を行う間。ここから先が外宮。
昇殿を許されている官は限られている。
掌客の間がある。
- 「長い冬」<ながいふゆ>
- ローラ・インガルス・ワイルダー作の、「大草原の小さな家」シリーズの一冊。岩波少年少女文庫では上下巻のはずだが?
陽子の愛読書らしい。
- 七割一身<ななわりいっしん>
- 昇紘の治めていた慶国和州止水郷で言われていた言葉。(拓峰の乱前)
税は収穫の七割で、わずかでもかければ、自分か家族かの一身をもって支払わなくてはならない。
- 軟紅玉<なんこうぎょく>
- 戴国で産出する玉石。紅の透明な玉。
- 南擁郷<なんようごう>
- 戴国馬州にある、郷の一。
南瓜大夫の出身地。
に
- 二声<にせい>
- 白雉のこと。
また、白雉が最期に上げる声のこと。末声ともいう。王の崩御を告げる。
- 二声宮<にせいきゅう>
- 王宮の奥まった一角にある。一羽の白雉とその身のまわりを世話する小官が十人ほどの小さな宮。
- 女仙<にょせん>
- 飛仙の一つ。蓬山にいる。崇高での修行を終えると、蓬廬宮へ移り、麒麟の世話を第一の使命とする。碧霞玄君玉葉の許可がなくては五山を下ることはできない。
麒麟が昇山するものと甫渡宮で対応するときくらいしか、下界の者と触れあうことはない。このときはどの女仙も身支度に時間をかけ、昇山した男たちをからかったり、本気でつきあったりする。
- 女怪<にょかい>
- 蓬山の捨身木の根から生まれた、女の人妖のこと。普通、妖魔に姓はないが、女怪は使命が重いため、白という姓がつけられる。
捨身木に麒麟の実が付くと、その地下深くにある白銀のような根につく金色の実から一夜で生まれる。生まれると十月麒麟の実を見守り続け、麒麟の実をもぎ、麒麟が契約を交わすまで麒麟の親代わりをする。生まれる前から麒麟の性別を知っている。
麒麟と縁が深く、麒麟が病めば病んでしまう。麒麟を守ることしか考えられない。
- 人妖<にんよう>
- 人と妖獣の間に位置する。妖人ともいう。たくさんの獣が混じっていると、よい人妖だとされる。
ぬ
ね
- 寧州<ねいしゅう>
- 巧国の一州。東に淳州、西に青海、その向こうに雁国がある。
の
- 納室<のうしつ>
- 個人の築いた財産は、本人が死に、その伴侶がいない場合は、国に返される。子どもには直接渡すことはできない。
と、たてまえはなっているが実際は、子に報賞と称して財産を与えることも行われている。
――出典
「東の海神 西の滄海」
「図南の翼」
「風の海 迷宮の岸(上)(下)」
「月の影 影の海(上)(下)」
「風の万里 黎明の空(上)(下)」
小野不由美作 講談社X文庫ホワイトハート
「漂舶」
小野不由美原作 講談社X文庫CDブック「東の海神 西の滄海」付録
「帰山」
小野不由美作 「麒麟都市 麒麟都市・3開催記念刊行本」発行・麒麟都市
――参考文献
「大辞林」松村明編 三省堂
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