『なかだし』歴史館
停滞篇

『NAeL』発行まで
(1997年)


時 期
出来事など
1997年
初頭
この頃、出版社内の異動で新部署に移ったNAL、早くも部内の複雑怪奇な人間関係に翻弄
され始める(……)
派閥絡みの気まずい人事、上司と部下の人目を憚っているようで憚っていない男女関係、得体
の知れない人間関係等々……。いずれも彼本人には無縁の話ではあるが、この状況下で幾多
の困難が発生するだろうことは容易に想起できた。が、そんなことを考えていても始まらないの
で、職務に専念することにする。
とは言え、職種経験がまるでなく勝手が分からない。教育役として付い若いた女社員の「指導」
はずさんで、そのときの都合で指示が二転三転するため、なかなか段取りを飲み込めない。そ
の一方で仕事量だけは急増……。
元来の要領の悪さも手伝って、帰宅できず泊まり込む日が多くなり、使える時間がほとんどなく
なってしまう。原稿作業、思いっきり停滞。
終電時刻の関係で所沢のアパートに戻れないときは、津田沼の怒著部屋に“避難”させても
らうことが多くなる。
1997年
この頃、雑誌の仕事で無理を重ねていたNAL、疲労発熱など体調悪化。
そのうえ、ある日突然“突発性難聴”に。早期の診療が功を奏し、危うく難を逃れるが……。

寿来、仕事の関係で就職早々いきなり広島行き。

キューティーハニーFの放映始まる。が、あまりな内容に唖然。
少女革命ウテナが注目される。
1997年
8月
この年の夏のコミケで、渾身の新刊『なかだし4号』をやっとの思いで発行。
このとき、関係各ブースのご協力もあって、新刊の売れ行きは相当な勢いがあり、おそらく当方
にとっては空前絶後の販売記録(一即売会での販売数記録)を達成する。
だが、発刊ペースがかなり開いてしまっているため、その間の経費等を捻出すると手持ちがほと
んどなくなってしまうという困った事態も発生。

この頃、ゲーム本を作る話が持ち上がるが、POLICE五人衆の守備範囲外であったため、
怒頂が主催となって「なかだし編集部」を設立。
主な活動ジャンルが“恋愛・育成ゲーム”のパロディという一独立サークルではあるが、実際の
作業面ではPOLICE五人衆との密接な相互協力関係にある。
1997年
NALの職場で、何の前触れもなく編集長が急に代わる(更迭?)という事態が発生。部内の雲
行きが決定的に怪しくなった、最初の直接的な出来事。

なかだし編集部発行の新刊ゲーム本の企画が徐々に進行する。
ちょうどこの頃、職場でセンチメンタルグラフティのオープニング映像を観たNAL、あまり
の内容に唖然とする。
1997年
12月
いろんな意味での話題作センチメンタルグラフティの発売を1ヶ月後に控え、
なかだし編集部の第1弾『NAeL〜ナエル〜』を刊行。


見たい時期を下のボックスから選んで下さい。
 区 分 
〜序章〜
黎明篇
躍進篇
停滞篇
混迷篇
復興篇
 時 期 
1993年以前
1994年〜
1995年春
1995年春
〜1996年
1997年
1998年
1999年


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