当初の外観(「デザインの揺籃時代」より)
現在の京王閣競輪場の脇に建っていた大規模な娯楽施設だった。サウナ風呂の大浴場などが設けられており、最近で
言う健康ランドの元祖的な建物。
鉄筋コンクリート造のこの建物は、半円状の窓などに分離派としてのデザイン感覚が感じられる。内部は表現主義的
な形状の柱やステンドグラスなどで装飾されていた。
現在は取壊され、外部の池の形にその痕跡を見るのみとなってしまった。

内部に明治天皇の馬上像を納めるための鞘堂。
中央にドームを持つ円形の堂と、その周囲を囲む円柱の列柱から成り立っている。
建物自体には装飾は無く屋根天端に瓦が葺かれているだけである。
