駿河台キャンパスにあった図書館の側面。モダニズム建築に庭の路地風の要素が織り込まれている のであろうか、大きな庇は路地の終着点にある屋上の見晴らし台のようにも思えてくる。 |
明治大学の各キャンパスの建物の設計において堀口は、吹きさらしの「スロープ」を多く用いている。 このスロープは多くの人の移動を捌くだけでなく広いキャンパスを「庭」に見立てた上で、日本古来 の回遊式庭園の近代的翻案のように、風景の変化を楽しむことのできる空間装置に思えてくる。 また、キャンパスを散策していたところ、思いがけず「円形窓のある塔」に出会った(写真右)。こ れも堀口による庭園の仕掛けなのであろうか。 |