■ 木工旋盤について

2004/3/29

2004/4/4訂補

 木工旋盤を入手したので、初期印象を述べる。

●木工旋盤とは

 器や丸棒状の木のような丸いものに加工する電動工具が木工旋盤である。

●機種の選定

 本機は、おそらく小型の部類と思われる。

 機種の選定に当たっては、このクラスのものに国内メーカ、台湾製、中国製等々あるが、

簡単のため、事前に目視できたレクソン製品を選定した。台湾製と思われる。

 型番はWL-12Aで、価格は、税別3万円前後である。

●レクソンWL-12A

 小型とは言え、かなり大きく、幅1.2m程度あり、重さも30kg程度あるので、扱いには、

留意すべきである。

 電源は、AC100Vで動作。

 本体は、基本的に金属製で、一部プラスチック部品がある。

 台座取付け穴が3箇所あり、ボルトナットも附属している。

 台座は自分で用意する。

 主軸のねじは、径3/4インチ、ピッチ16TPIである。

 センターは、回転側とドライブ側が附属する。テーパはMT1である。

 面板及びチャックは別売である。

 パイプの台座が1つ余分に附属するため、モータと分離し、工作台に別々に設置し、芯を

出せば、より長い材料を加工することが可能とのこと。

 説明書は、簡潔であり、構造を理解しないと意味不明な部分もある。

 各部分の固定は意外としっかりしており、構造的には問題はなさそう。

 

左がドライブセンター、右が回転センター

 今回は、コレットチャック35mmを別に入手した。

 モータは大きく重い。

 変速は、樹脂製のプーリとベルトを使用。ベルトを掛け替えることにより3速に変速可能。

 ベルトのテンションは、写真右下部のロックを緩め、モータを上げ下げして調整する。

 

ふたを固定するねじをゆるめ、モータの変速機構を見る。

 

 必要不可欠な刃物については、以下のような5本セットが添付されていたが、

おそらく研ぐ必要がある。

 右下の2本は、別に購入したものである。よく切れる。

 写真左端は、角材を試しに削ってみたもの。

 モータ音や切削音は、一般的な電動工具よりは小さいが、静粛な場所では、かなり大きいと言わざるを得ない。

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