★ 安価なCDプレーヤについて ★

2000/09/10改訂

 ヤマハ製の安価なCDプレーヤを入手したので、その試用感などをお伝えする。

 機種はCDX-596である。実売価格は、2.8万円。

 フルサイズで、PRO-BITという技術で微少信号の再現性を高めたもの。

 CD-R/CD-RWディスクが再生可能。

 光/同軸デジタル出力装備。CD-TEXT対応。

 ●試用感

 トレイはすっと出る。仕上げは艶のあるゴールド。ヤマハ独自の前面パネルの中央

に横に通った山形の凹みのあるデザインで、操作キーも矩形を基調としている。

 このへんは好みが別れそうだ。

 リモコンは縦長で幅は細みで、操作キーは独自の台形。操作時にやや違和感がある。

 標準ヘッドホン端子を装備。出力レベル調整はボタン式で、使いにくい。

 ●音質

 問題の音質は、当初やせた感じに聞こえたが、ナチュラルでくせのないもの。

 個人的には、もう少し潤いを求めたいが、この価格帯にそれを望むのは無理か。

 ピアノ曲にはよいと思われる。

 ●その他

 ヤマハも以前はCDプレーヤを高級機から普及機まで多種出していたが、今は

本機と姉妹機、ミニコンポのみとなっている。

 以前からデザインがあか抜けない感じでだいぶ損している。(SONYはその点

よいデザインセンスを持っている)

 CDの発売当初から考えれば、この価格でこれだけのものを作れるようになった

のは、驚異的にすら感じる。

 9万円も出してプレーヤを買ったのはいつのことだったろう。

 なお、プレーヤの試聴にはソースのCDが重要だ。

 CDの録音から仕上げまでの水準がみな、まちまちである。

 聞きたい音楽が必ずしもよい録音でないのが、悩みではある。

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 オーディオ遍歴(試行版)


(c) 2000 Hiroshi TAKEUCHI