「京都私設情報局」より

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 「京都私設情報局」とは、小野不由美さんが編集発行していた(協力猫猫組)、小野不由美さん自身の近況や作品についての情報、小野不由美さんによる「悪霊シリーズ」「十二国記」の外伝、読者のイラスト等を掲載したペーパーです。
 現在は、バックナンバーも含めて、一切発行しておりませんので、決して、小野不由美さん宛に問い合わせをしないでください。
 外伝は、「中庭同盟」(猫猫組発行)という同人誌に(たぶん改訂の上に)再録されています。「中庭同盟」には、外伝「悪霊シリーズ」二本、「十二国記」一本が足され、合計「悪霊シリーズ」八本、「十二国記」二本が掲載されています。こちらは、現在古本屋しか入手する手段はありません。

 このページでは、「京都私設情報局」から、十二国記関連の情報について抜き書きします。情報の後ろに「(0)」とあるものは、「通信0号からの抜き書き」を意味します。



執筆予定
「月の影 影の海」刊行>
 次の題名は、「ふたつ、水晶の月」。内容は、延麒が中心で陽子、景麒、楽俊が出てくる。(0)
「風の海 迷宮の岸」刊行>
 次は南の国の話、女の麒麟(麟)を書きたい、ひょとしたら廉麟の話を書くかも。(6)
 次は雁国か漣国の話。(7)
 次の仮題は「東のこども 西のこども」。(8)(一ヶ月前の新刊予告でも同じだった)
 「東のこども 西のこども」の次は慶国の話。分厚い上下巻。(8)
「東の海神 西の滄海」刊行>
 本編は全て少なくとも上下巻。(10)
「風の万里 黎明の空」刊行>
 次は漣国の予定。(11)
「図南の翼」刊行>

十二国記について
 野心……それは、上下巻の表紙を楽俊の「獣形」と「人形」にすること。(3)
 本編は最短七本。(3)(既刊は「月の影 影の海」「風の海 迷宮の岸」「風の万里 黎明の空」の三本)
 一年の出版は、イラストの山田章博さんとの契約により、最大三冊になっている(6)
 声優のイメージ(5)
・景麒……速水奨(シューマッハ)
・尚隆……梁田清之(リュードルク)(「風の万里 黎明の空」ドラマCDで実現)
・六太……山口勝平(「風の万里 黎明の空」ドラマCDで実現)
・高里……緑川光(「魔性の子」ドラマCDでは伊崎充則)
・驍宗……山寺宏一、七色いんこ
・楽俊(人形)……松本保典
・青猿……佐々木望(小野不由美さんの友人一同による)

誤字
 「月の影 影の海(上)」驃騎と班渠が全て逆。(5)
 「月の影 影の海(上)」42pL3
  「ハンキョ、この方を。ジュウサク、ここは任せる」
 →「ハンキョ、ここは任せる。ジュウサク、この方を」(5)
 「月の影 影の海(下)」169pL17
  「(不明)」
 →「…九州のうち、すでに三州が偽王軍によって落とされた」(5)
 「月の影 影の海(下)」170pL4
  「…残った四州のうち、半数の二州が…」
 →「…残った六州のうち、半数の三州が…」(5)
 「月の影 影の海(下)」253pL7「…七年三月…」→「…七年一月…」
 「風の海 迷宮の岸」53pL4
  「…おかしくはないともめでたいことじゃ」
 →「…おかしくはないとも。めでたいことじゃ」(5)
 「風の海 迷宮の岸(下)」82pL5
  「――検印抜刀。」
 →「――剣印抜刀。」(5)
 「風の海 迷宮の岸(下)」196pL1
  「和元二十二年、冬、宰輔失道、よって卒す。上、二月禁中に崩じ…」
 →「和元二十二年、春、宰輔失道、よって卒す。上、一月禁中に崩じ…」(5)
 「風の海 迷宮の岸(下)」196pL5
  「三十二年、二月…」
 →「三十三年、一月…」(5)

その他
 「魔性の子」冒頭の王維の詩は、「漢詩選」にのっている「送秘書晁監還日本国」。「秘書監の晁さんが日本に帰るのを送る歌」という意味。「秘書晁監」は、安部仲鷹。漢文の意味は、「海の果ては極めようもない。どうして滄海のさらに東を知ることができるだろう。九州のどこが一番遠いか(たぶん日本だ)。(帰り道は)はるか万里、空を飛ばねばならないように遠い。国のほうを向いても日が見えるだけ。航海は(目標もなくて)風にまかせるしかない。大海亀が浮かび、その姿は空に映えて黒く、魚の目が赤く光って波を射る(そんなものしか見えないだろう)。君の故郷の樹は扶桑の外に生えている。その家の主である君は孤島に住むことになる。別れはまさに異世界に行くようなものだ。わたしは音信をどうやって届ければいいのだろう」(7)
 景麒の女怪は芥瑚。(5)
 女怪以外の使令は全て男性。(5)
 「風の海 迷宮の岸」の「風の海」は黄海、「迷宮」は蓬山を意味する。(2)
 「風の海 迷宮の岸(下)」の表紙は、祇園祭のお稚児さんをイメージしている。(4)


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