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【追悼】故「Jester☆Y,A,S」氏(サークル「魔導研究所」所長)を偲んで
2004年2月22日(日)夜、突如としてサークル「魔導研究所」の代表(所長)「Jester☆Y,A,S」氏が他界しました。
享年28歳、急性心筋梗塞でした。
当日日中は、地元の友人達と自動車で出かけていたので、まさに急逝でした。
花粉症以外、特に持病らしい持病などなかったのですが……。
個人的にも、同人活動を通じても、さまざまな交流があり、なおかつ私の仕事を何度となく手伝ってくれたことを思い出します。
29歳の誕生日を目前にして、帰らぬ人となったJester氏。ご自宅の自室で、ちょっと居眠りでもするような感じであったということが残された者にとってはせめてもの救いです。
以前彼には、サークル運営の先輩という立場から、サークル代表として(友人達を取り仕切る立場の者として)心がけないといけないことについて、
「何か行動するときは、動き出してから言うんじゃなくて、動き出す前に言わないといかんよ」
なんて話をしたことがあったんですが、どうも事前に話を通すとか早めに手を回すとか……そうしたことは苦手だったようです。
そして、最期の最期も、周囲には事前に特段不調を訴えることもなく、気が付いたら旅立ってしまっていました。
もしかすると、以前から体調悪いときがあったのに、人に弱みを見せたくないなんて考えて黙っていたのかも。
だとしたら、ちょっぴり格好をつけたかったつもりなんだろうけど、そりゃあないだろう、水くさいぜ……という思いを抱いた友人は少なくなかったようでした。
告別式では友人代表(兼 同人代表)ということで急遽弔辞を担当しました。
ちょっぴり格好良いつもりで、ちょっぴり背伸びしているのに、ちょっぴり隙があるような、なんとも愛すべき彼の人柄を偲んで一文したためました。本当に「ちょっぴり○○」というフレーズの似合う、憎めないキャラクターでした。
あれからもう半年。
「お盆といっても、間違いなく(コミケ)会場に来てるだろうなあ」
……などと、コミケ期間中はまるで彼がその辺に居るかのような皆の話しぶり。正直、まだ実感は完全には伴っていないのです(長期出張でもしているかのような錯覚を覚えます)。
お盆中に動けた友人はお盆中にご実家に伺い、コミケでお盆中に動けなかった友人も翌週には墓参を済ませました。次に皆が集まるのは、秋のお彼岸になる筈です。
彼の愛した「魔導研究所」は、今秋の即売会参加が実質的な活動としては最後となります。
広がった風呂敷は、広げ続けた本人不在のまま、置き去りになってしまいました。
残された風呂敷は、我々関係者一同ができる範囲で畳むけど、それにしてもこんなに早いなんて考えてもいなかった。
「なんだい、前触れもなくいなくなるなんて、本当に水くさいヤツなあ」
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