travel & motercycle Touring & ski

旅とバイクのページ


スキーのページへ リンクのページ



思い出 2(1997)

はじめて

 今年(1997)の夏、子どもたちは初めて海を体験した。これまでに1、2度波打ち際で遊んだことはあったけど、本格的に海水浴は初めてで、裸足では熱くて歩けない広い砂浜も、プールと違うしょっぱくて目にしみる海水も、波打ち際の「砂上の楼閣」や「砂の器」遊びも、みいーんな初体験。 あまりに夢中になりすぎたのか、突然「おしっこ!もう我慢できないっ」って言われてもトイレは彼方、海でさせちゃえと「海でしてもいいよ」と教えたら言い方が悪かったみたい。海に浸かった状態でしてねと言ったつもりだったのに、われらが峻太郎は「海はおしっこしてもいいんだよね」と波打ち際で海パンおろして、回りにたくさん海水浴客がいるまっただ中でじゃ〜〜 何人の人が気づいてしまったのかな〜。もう恥ずかしくてしばらく他人の振りしてた親であった。


ミス・カネゴン

プールサイドのウルトラマンショー、海で遊んで大いに疲れてホテルの部屋から見物する。7階から見下ろせば、ウルトラマンは豆粒サイズ。巨大化してくれれば丁度いいのに。 高見の見物は、衝立で囲われただけの丸見えの楽屋裏。干してあった真っ黒なウエットスーツ、係の人が裏返したらウルトラマン・ティガが出現したのには不思議な感動を覚えた。ウルトラマンと怪獣が仲良く、着ぐるみの装着を手づだい合ってたり、一幕終えて楽屋に飛び込んだウルトラマン・ゼアスが変身するより素早くマスクを外してうちわで扇いだりと、大人としてはショーを観るよりよっぽど楽しい。子どもたちも、ウルトラマンの中に人間が入っているのに気づいてしまったようだか、それでもショーの方を真剣に見ていたので一安心。 30度の炎天下で着ぐるみを纏うのは相当過酷な仕事と思うのだが、カネゴン(お金が大好きな怪獣)に女性が入ったのには超オドロキ。アクションこそなかったが、子ども相手に長時間出っぱなしで、すごい人だなとホロリと惚れた。


たまには二人で たっぷりプールで遊ばせて、大好きなハンバーガーを夕食代わりに食べさせて、疲れているだろうと早々と寝付かせて、裏に密かな企みのあることに子どもたちが気づくのはいつだろう。 せっかくホテルに泊まったんだし、1回くらい子ども抜きでおいしいもの食べても罪は無い。幸いうちの子どもたちは寝付きがよくて朝までしっかり寝てくれる。部屋をそおっと抜け出して、メインダイニングに向かう。Tシャツ、ジーパン、サンダルだけど、気分だけはネクタイしめてフォーマルにフランス料理。ワインはGrarvesのGrand Cru、Chateau Carbonnieuxの赤。ヴィンテージの1989年は私たちの結婚した年で、丸8年の熟成はワインが上か私たちか、挑むつもりで味わう静かな夜。


すこし泳げた 2年前の夏、おはな坊はプールを怖がってどうしようもなかった。浮輪をつけても大騒ぎして、ちっとも楽しそうじゃなかったし。 2年後のこの夏、子どもたちは現在全く水怖がらない。 峻太郎はクロールもどきで5メートル。 おはな坊もほんのちょっとだけど泳げるようになったかな?

足がつかなくっても恐くないよ。息も止められるし目だって開けられる。 すごいでしょ。って、自信満々、楽しかった夏のおもいで。


夏の思い出1

旅とバイクのページへ


ホームページへ




制作著作
ぷにぷに新報社
copyrighted by shigeo kimura


mailto:kim@sainet.or.jp