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'97シーズン初滑り

いよいよスキーのシーズン開幕！
われらぷにぷにファミリーは１２月１４、１５日と今シーズン初滑りに
天神平と苗場に行ってきました。

雪がない！！

　１２月の到来と共に寒い日が続き、各地から雪の便りがどっと押し寄せた。これなら今年のスキーシーズンは早いかもと誰もが思ってしまう。私たちも水上高原スキー場に１泊２日でスキーに行こうとホテルも予約した。
　ところが、直前になってホテルから「雪が無いんで、スキーが出来ませんけど、どうします？」と、唖然とする電話。
　で、いろいろ考えたけど、天神平や苗場にでも足を延ばせばいいかなと宿泊だけ再予約した。

天神平スキー場

高倉山ゲレンデの峻太郎

　家（埼玉）を８時に出て、関越に乗る。結構スキーやボードを積んだ車が走っている。１１時、谷川岳天神平スキー場に到着。誘導された駐車場は土合駅のすぐ脇で、ロープウェーの駅までかなり歩かなくては（しかも登り）ならない。でも、無料の送迎バスが出ていてホッ。
　長い国境のトンネルの上に張られたケーブルを登るとそこは雪世界だった。
　ゲレンデは見た感じまずまずのコンディションで、まずは一安心し、リフト券を買う。子供料金はありますかと聞いたところ、そんなものは無いとのつれない返答。スキーをするなら、大人料金を払えとのことである。まだそういう所が大半かもしれないが、やはり割り切れない。ロープウェーの方にはちゃんと子供料金があるのにどうして・・・
　駐車場を見た時から覚悟はしていたがゲレンデは超混雑でうじゃうじゃと人がいる。ここはスノーボードも可のようで、ボーダーとスキーヤーが半々位。猫の額のようなゲレンデだから人口密度の高さといったらない。でも、リフトの待ち時間は最長でも天神峠へのリフトで２０分程度だったから、これでもまだましなのか？

さて、わが家のプリンス（笑）峻太郎は今回でスキーが５回目となり、シーズンも３シーズン目に突入した。
その峻太郎、最初こそアイスバーン気味の雪質に手こずってオーバースピードであたふたしていたが、そこは怖いもの知らずのいいところ、すぐそのスピードと雪質にも慣れたようだ。子供特有のプルーク姿勢のまま直滑降して行くその姿は頼もしいやら恐ろしいやら。ゲレンデの真ん中で転んだり休んだりしている連中をそれでもちゃんと避けていくその上達ぶりには我が子ながら感心してしまう。
　ためしに、中級程度の斜面が広がる高倉山ゲレンデに連れていったら、大転倒して２０mも滑落したり、突っ込まれたりしながらも「もう一回行く」とのたのもしい返事。怖いもの知らずも度が過ぎるとちょっと恐ろしい。
３時過ぎ、寒くなってきたのでスキーを終わりにして。一路水上高原に向かう。

水上高原スキー場

　途中、大穴、奥利根国際とゲレンデを通りすぎて、見事な位の雪の無さに「ダメダこりゃ」と改めて感心しつつ水上高原プリンスホテルに到着。チェックインするときロビーには他に客の人影はない。天神平と打って変わってここは完全にオフシーズン。雪が無いと誰も来ないんだねと、当り前のことを再確認してしまった。
　大浴場に行ってもゲームコーナーに行っても、１、２組の客を見かけるだけ。これは少々寂しかったが、夕食時は逆にすごくリッチな気分にひたれたので最高。何しろ専属の給仕（も同然！）を何人も控えさせての夕食なんて生まれて始めて。いや、いい気分いい気分。
　翌朝、ゆったり、のんびりした朝食のあと、周辺を散策する。ゲレンデには、根雪になれなかった雪が日陰に残っていて、さくさく雪を踏みしめて誰もいない初冬の高原を満喫する。

苗場スキー場

左：しゅんたろうとおかあさん　　右：とにかく直滑降

　積雪60cm全面滑走可能というゲレンデ情報を信じて行ったのだが、半分もリフトは動いてないし、滑れそうな斜面も1/3程度に見える。駐車場も大混雑でお昼くらいに到着したら、一番端に駐車させられてしまいゲレンデまで子供の足で20分もかかってしまった。
　　雪が無いせいか、ホテル正面の初心者コースはボーダーと兼用で超混雑。リフト待ちは１５分位だけど、なまじっかリフトの機動力があるもんでゲレンデは天神平以上の人工密度！
右側の上級コブ斜面はスキー専用だし空いているのだが、幾ら何でもしゅんたろうには無理そうなので結局、一番混でるゲレンデで滑る。気温が高く雪質は悪い。雪量もブッシュなしに安心して滑れるのは人工降雪機の所だけ。

　しかし、なんだかんだ文句言っても滑れさえすれば嬉しくなっちゃうのがスキーヤーである。混んでようが、悪雪だろうが、滑ってる瞬間はにこにこ顔だ。
　しゅんたろうはコース上の浅いコブなら平気のへっちゃらで果敢に滑っている。また、やらせてみるとスラロームのまねごと程度には滑れるのだが、放っとくとプルークのまま一気に直滑降して喜々としている。スピード狂の気がありそうだ。
　一度ゴンドラで上部のゲレンデに登ってみた。さすがに雪量はたっぷりだったが午後遅かったせいか、すでにアイスバーン化していた。名物大斜面はまだ雪不足でコブの谷はブッシュだらけ、楽々コースもかなり悪コンディションだったが、3km位のロングコースにしゅんたろうも大満足であったようだ。
　結局５時まで滑って帰途についたが。さすがにシーズン始めのせいか上りの関越でも全然渋滞はなく。スイスイと帰れてしまった。

スキー関連のリンク

しゅんたろう初めてのスキー: しゅんたろうの初めてのスキー体験。ぷにぷに新報第6号。
JR ski ski: JR東日本発表の積雪情報

懐かしい硬い切符

　天神平スキー場へ登る谷川岳ロープウェーの乗車券は硬い切符だった。とても懐かしい。こんな切符を手にしたのはもう何年ぶりだろう？何だかすごくうれしくなってしまった。
切符を手にしたときの感触もいい。きっと駅員さんも鋏を入れるときしっかりした手応えを感じているんじゃないかなと想像してしまう。子供用の切符にその場で赤い「小」の字を印刷するのも何年振りに見たのか分からない位だ。

日本ザルを発見

　三国峠のつづら折れの途中で日本ザルを発見した。始めガードレールの脇を歩く１匹を見かけて車をとめたら、あとから他に数匹現われた。先頭のが体格もよくボスだったようだ。こんな幹線国道を横断するくらいだから車なれしてるのかと思ったら、ダンプに引かれそうになってクラクション鳴らされ急ブレーキで間一髪の一匹もいた。サルも驚いたろうけどダンプのおっちゃんもびっくりしたろう、自分も見ていて思わず悲鳴をあげてしまった。

日本にもあった「マディソン群の橋」

　キンケイドに連絡できたら写真を撮りに来日するんじゃないかと思えるくらい立派なカバード・ブリッジ。脇を車が走ってるのでお分かりのように歩行者部分だけに屋根がついている。見つけたのは大穴スキー場の近く。橋の上は凍結しやすいので子供の転倒防止が目的だと思う。近くの歩道橋も屋根がついていたけど、こっちの橋の方が風情というか品がある。出来ればフランチェスカを脇に立たせて写真を撮りたかった。
　奥利根国際や宝台樹、水上高原に行くにはこの脇を通るのでいつも見ていたはずなのだが今回始めて気がついた、皆さん知ってましたか？

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