分離派建築博物館-各地の建築物
死者のための都市景観 -2-
多磨霊園-----噴水塔,門
場所:東京都多摩市................................................設計:東京市建築課..............................................建築年代:1930(昭和5)年.......................................現存
噴水塔-全景
多摩墓地全体は、さながら生者の都市の縮小版の如く区画割りがなされており、また中心部から放射状の道が
敷かれるなどまさに西欧都市風のネクロポリスである。「噴水塔」はそうした墓地の中心部に位置する塔でも
ある。
流水を想起させるコンクリートによる連続アーチの前例は、H.ペルツィッヒの表現主義デザインに見られる。
噴水塔-頂部
噴水塔-見上げ
門の開口部のアウトラインは、メンデルゾーンのアインシュタイン塔の窓の形状を思わせる。
多磨霊園−門