2004/05/14
2004/05/29 訂補
ソニーの地上デジタル・BS・110度CSデジタルチューナを入手したので、その初期印象を述べる。
●使用機器
●設置
箱は、発泡スチロールを使用していなかった。段ボールで緩衝材を構成している。
附属品は、必要なものは、一式そろっているが、ADSL用LANケーブルは附属していない。
ネットワークは、電話回線又は、LANを選択可能である。事前に取説を見ておくとよい。
(メーカのホームページからダウンロード可能。)
また、アンテナRF入出力は、VHF/UHFとなっている。
衛星IF端子は、入力のみで、電源供給は、自動・切・入となっており、初期値は自動である。
同軸ケーブルは、両端にFコネクタの取付け済みの短いUHF用ケーブルのみ附属する。
接続後、電源を入れると、セットアップ画面が表示される。
説明書どおり行う。説明書は、カラーで、イラストを多用しており、見やすい。
ややくどい感じではあるが、まあ良いほうである。
BS衛星放送は、コピー制御が実施されたことから、附属のICカード(B-CASカード)を常時
挿入しておく必要がある。
110度CS衛星放送は、プロモチャネルのみ受信可能であった。
アンテナは、BSのもので受信可能である。周波数帯域が異なるので、同軸ケーブルや、途中の
ブースタ、分配器の特性に注意する。ただし、BSアナログ放送初期のアンテナでは110度CS対応でないもの
があるので注意。
リモコンは、コクーンEX11と同じ大きさのもので、幅が小さく好ましい。
ボタンは、チャネル選択が大きく、他は、小さい。
データ放送に切り替える「dボタン」が小さく目立たないのは、いただけない。
中央にジョグダイヤルがある。メニュー画面の上下移動及び決定を受け持ち、その周囲にも
リング状のカーソルボタンがあり非常に使いやすい。
地上デジタルのチャネルは、サーチにより、自動設定される。手動設定はできない。
よって、受信できない場合には、設定されない。
地上・BS・CSとも受信レベルを表示でき、トーン(レベルに応じて音程が変わる)も出せる。
●使用感
メニューは比較的小気味よく動く。
パネルはシンプル、下側のパネルにカードを入れる。
当方の環境では、地上は受信不能である。UHF20素子でブースタを入れている。(マスプロLS20+UB40)
発表された放送エリア図の範囲外である。
ちょうど、送信タワーの、指向性ビームを絞っている地域であること、タワー方向に建物があること
が原因であろう。
2004年末までには、NHK総合のサービスエリアになる模様である。
BSアンテナは、アナログBS用に当時設置したものを流用したが、CSの一部は受信できなかった。
ソニー製直径50cmである。(SAN-505)
接続受像機が21型の家庭用の画面の縦横比3:4タイプであるため、ハイビジョンは、細部がつぶれてしまう。
カラーの発色は、澄んだ、好感の持てるものである。
D-VHSデッキでのi.LINK接続は、ビクター製の2機種のみが可能であるとされている。
チャネル切り替えの前に地上・BS・CSの切り替えボタンを押す必要がある。
筐体は幅43cmで大きい。
上:本機、下:チャネルサーバ よく間違える
●感想
可もなく不可もないといったところ。
価格が税5%込みで7万円を超えていたが、さらに安価を望む。7.3万円程度。
●地上デジタルテレビ放送の受信成功(追加)
アンテナをマスプロLSL30(30素子、UHFローチャネル用)に、同軸ケーブルを低損失のS-5C-FB 20m
にしたところ、一応、NHK総合(UHF ch27)のみ受信できた。
ブースタはマスプロUB40(UHF 40dBタイプ)である。利得調整を、やや絞った方がよい結果が得られた。
時折、受信レベルが低下して、画面が全黒となり音声が止まることがある。
DST-TX1のアンテナレベル表示は、37-38である。
アンテナは、平家屋根に設置してある。
上:LS20, 下:LSL30 本来このように接近した設置は好ましくない。
2004/05/14 初版
2004/05/29