updated on 98/09/23
フリフラの二人もおそらく観たであろう「タイタニック」(日本語字幕)を観ました。
ラジオでフリフラのゆうこちゃんが好きな外国俳優はと聞かれて、すかさず答えたのが
ディカプリオさんであった、というのもありますが...。
ケイト・ウィンスレット(ローズ・デウィット・ブカター)
グロリア・スチュアート(老婦人ローズ)
ほか
テレビのニュースを観ていた老婦人が、思わず目を見張ったのは、沈没船タイタニックから
発見されたという一枚の絵であった。
老婦人の口から、物語が語られる__。
豪華客船「タイタニック」の処女航海の日。
貧乏青年画家ジャックは賭に勝ち、3等船室の船の切符を手に入れる。
上流階級の娘ローズもまた、この船に乗る。
上流階級の毎日に、息を詰まらせていたローズは、航海中の船から飛び降りようとする。
そこに、ジャックが...。
運命的な出会いをしたふたり。しかし、ローズには婚約者が。
うーん、これは、予想に反した展開ですねぇ。
ジャックは、盗みの咎で、船室に閉じこめられ、それを救うのは、ローズなんです。
いったんは、救命ボートに乗り移った彼女は、どうしてもジャックのことが気になって、
また、まさに沈みかけている船に戻ってしまいます。やっと探し当てた彼女は、命を懸けて
彼を救うのです。
彼は、彼女の心の寂しさを救ったんでしょう。でも、彼女は、彼の命を救った。
いや、彼女の命を救ったのは、最初は彼の方でした。
海に投げ出されたふたりは、激寒の海に漂い、救助を待った。
海には、やっとひとりが上に乗れる木片が浮いていた。
彼は彼女をそれに乗せ「いつまでも生きていくよう」に彼女に言い含める。
彼は、木片につかまり体は海の中。
救助のボートが見える。彼女は彼に声をかけるが、すでに息はなかった。
でも彼女は強かった。
救助を求め、無事助かった。
婚約者も救助された。でも彼女は身を隠した。金のことしか考えない婚約者
には、うんざりだ。
ここまで見て、彼女が愛したジャックがこの世にいないのはひどく悲しいこと
だという重い気分になってしまう。
でもラストで、気分は晴れる。
画面の展開やスケール感など見事である。
彼が、パーティーに招待され、めかし込んで(衣装は理解あるご婦人が貸してくれた)
彼女に会うところとか、船首での、キスシーンとか、なかなかいい感じだ。
随所で、女性のしたたかさを見せつけられた思いがする。
主演のディカプリオもすごい。彼がとっさの判断で彼女に助言したり、窮地からの
脱出などすばらしい。
女性が見ると、やはり、こういう男性には惹かれるのだろう。
でもフリフラのあいこちゃんが、いまひとつ惹かれないというのも分かるような気が
する。
ケイト・ウィンスレットは、注目女優である。
(c)
1998 MTV 98/0923 10:00
Copyright (c) 1998 Hiroshi TAKEUCHI