QUAD 11Lについて

2004/9/19

 小型スピーカQUAD 11Lを入手したので、初期印象を伝えたい。

・仕様

 価格はペアで8万円(税込)。比較的軽い。

 2ウェイのバスレフである。箱の下部に袴状の部品があり、直置きも可能。

 組立は、中国。

艶のある仕上げです。(画像処理済)

・設置

 段ボールに2本が梱包されている。

 スピーカはそれぞれ柔らかい不織布袋に入っている。

 設置用の白い木綿の手袋が添付。

 キャビネットは、美しいピアノ仕上。色は、ローズウッドを選択したが、落ち着いた

色。

 ターミナルはしっかりしており、バイワイヤリング可能。ショートバーが附属。

 ケーブルは、AIRBOWの1000円/mを使用。

 説明書には、50時間のバーンインが必要との記述がある。

・試聴

  • プレーヤ マランツ DV8400
  • プリアンプ 三栄無線 管球式 S-8706
  • パワーアンプ エレキット 300B管球式 TU-8730

 低域は、ゆったりしており、高域も硬くならずすっきりしている。

 全般的に癖が少ない。

 音場をふわっと形成する。

 特にクラシックに最適である。

試聴CD

  • モーツァルト フルートとハープのための協奏曲/クラリネット協奏曲
  • FRP-1020 KEEP CO.,LTD.
  • 滑らかな弦と、包まれるような心地よさ。

・アンプを取り換えての試聴

 このスピーカは、アンプの特色を引き出すように思われたので、変えてみた。

  • エレキット300Bシングル+三栄キット 管球プリ 楽器の分離はよくこくがある。高域でややひずみ。
  • マランツ PS5400 音を正確に表現する。きめが細かい。ひずみが少ない。
  • ソニー TA-F333ESR  旧いアンプであるが、かなりスピード感のあるしっかりした音。
  • 三栄無線キット 6L6GCシングル+三栄キット 管球プリ 豊潤な音色でこくがある。

 だいぶバーンインが進んだのか、音が滑らかで艶を帯びてきた。

Copyright (c) 2004 Hiroshi TAKEUCHI