■ Mac OS X 10.1をPower Mac8600で動かす ■     2002/01/27 02/02/28

 G3カードを装着したPower Mac8600/200でMac OS X v10.1を動かしてみる。

 G3カードはSonnet Crescendo G3 PCI/400MHz版である。

●Sonnet PCI X Install 1.1.1をダウンロード

 有料である。

●手順に従ってインストール

 当方の場合、アップグレード版のOS Xではインストールできなかった。

 店頭販売のバージョンではインストールできた。

 HDDは、8GB以内の最初のパーティションにしかインストールできないので注意。

●使用感

 v10.0と較べ速くなった。

 内蔵SCSIの接続機器は認識できる。

 OrangeMicroのFireWire+USBインタフェースは認識でき、FireWireHDDは正常

動作した。

 iMovie2も動作したが、HDDが遅いというアラートが出て途中で停止した。

 MS Office v.X for Macも動作した。

 印刷については、OS Xで動作するプリンタがないため確認していない。

(その後、EPSON PM-830Cで動作確認済み。)

 本機はOS 9.1まで対応で、OS 9.2はPM8600では動作しないので注意。

 SCSIカードREX-PCI30PXは、メーカホームページからX対応ドライバを入手すれば、動作する。

●OS 9.xとの比較

 OS Xは、プレビュー版と比べ、だいぶOS 9に近づいている。

 しかし、従来から培ってきた使いやすさを一部犠牲にしている。

 アップルメニューや機能拡張のコンセプトなどである。

 サーバーへの接続は、Finderのメニューから行う(セレクタはない。)

 アプリから言えば、PhotoshopがX対応でない点や、ホームページProがX対応にならない点、

PM8600/200のビデオ機能が使えない点が残念なことである。

 アプリ実行中は、アプリ名メニューが現れ、従来はファイルから終了できたが、

アプリ名メニューから終了しなければならない点が大きな違和感である。

 PPP接続はFinderのメニューの右端のアイコンから行えるが、デフォルト

が「プリンタ」ポートであり、「モデム」に切り替えてから接続しなければならない

のは不便。

 

 

 


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2002/02/28