Beogram CD Xの調整
・海外から標記製品のCD再生機能不調の中古製品を入手したので、調整にトライした。
まず「以下を必ず読むこと」を一読の上、ご自身の責任で行うこと。
- まず、ピックアップのレンズ部の清掃を、充分に注意しつつ行う。
- ごく少量の液を、きれいな綿棒の先につけ、力を加えずに清掃する。
- 乾いた綿棒で仕上げる。
- この状態でCD Xを動作させて、改善状況を確かめる。
- 解体は、比較的容易である。
- トルクスレンチT8で底部のねじをすべて緩め、セロハンテープなど
でねじ穴をふさぎ、ねじが落ちないようにする。
放熱器部分のねじは、そのままでよい。
アース線がアルミ金具(側面の中央の部分の銀色の部品)につながっているので注意する。
・底部をはずす。
・ピックアップ基板上に3個の半固定抵抗(トリマー)がある。
- ピックアップ部へのフレキ基板の黒いコネクタ付近にある1kオームの半固定抵抗がレーザー出力調整トリマーである。
- 隣の基板へのコネクタの付近にある2個のうち緑色コネクタの付近の47kオームのものがフォーカス・オフセット調整、
- 黒いコネクタ付近の2.2kオームのものがフォーカス・ゲイン調整である。
・初期状態が分かるよう印を付けておく。
・調整する。
(微妙に行うこと。)
・通電状態にし、温度が上がり、一定になったところで調整。
・正常にCDを再生するかどうか確認(裏返し状態ではCDは回転せず。)
温度変化により状況が変化するので、通電状態を保ち、熱的な平衡状態で行う。
(●以下を必ず読むこと)
上記は、本来製造社の「サービス・マニュアル」を参照しながら、訓練を受けた
技術者が行うべきものであり、本稿を参考に実施した結果、破損したとしても、当方は一切関知しない。
- 実施する場合には、あくまでも、ご自身の責任において行うようにお願いしたい。
- 上記の文章で理解できない場合は、実施しないこと。
2007/04/07 ver1.0 takeuchi