B&O Beogram 9000レコードプレーヤについて
標記機種を中古で入手したので、その概要を報告する。
価格等
8.3万円程度(5%消費税込み)
日本仕様(AC100V 50/60Hz)
出力ケーブルは、DIN。RCAアダプタ添付
カートリッジは、米国Soundsmith製SMMC4が装着されていた。
設置
底面の3カ所の大きい輸送用のマイナスねじをゆるめる。
針圧を調整する。(1.5g程度。カートリッジの説明書には1.2gとある。)
水平に設置する。
操作
Playキー 電源オン、演奏開始 (キャビネット前面右端部もPlayキーと同様であり、ダストカバーを閉じた状態で演奏開始できる。)
赤丸キー 停止後、電源オフ
アーム移動キー(←・→) アームをリフトアップ後、左右へ移動(内蔵ライト点灯)
33/45キー マニュアル速度設定(通常は、レコード盤のサイズを検知して回転数が自動設定される。)
データリンクにより、対応機種から制御可能(本機は、ケーブルのプラグのDIN7pinのうちデータリンク端子のピンが取り外されていたため、動作できず。DIN5pinのコンセントへ差し込めるように2pinについては、取り外し可能になっている。)
音質
きわめて滑らかで、繊細かつ重厚感のあるものである。
盤面のほこりに敏感である。
トラッキングエラーがないため、レコード内周での音質劣化が少なめである。
デザイン
Beocenter9000系によく合うデザイン
ダストカバーを閉じても、上面に隙間があるため、ほこりが入る。
ターンテーブルは、金属面であり、ゴムシートは、中央部のドーナツ盤対応の機構により使用不能である。
レコード盤装着時に奥に差し込む感じであり、やや引っかかりを気にする必要がある。
ターンテーブルの高さとキャビネットの高さがほぼ同じであり、デザイン的に斬新である。
オートリードイン・オートストップは便利である。
針の上げ下ろしの音が入らないようにミューティングがかかる。
アームの移動の際、内蔵ライトが点灯するのは、気が利いている。
まとめ
中期の製品と比べ、物としての作りは簡素化されてはいるが、性能は高い。
一般のプレーヤと比較して、サイズが小さい。
MMC型のカートリッジの音質は、好ましい。
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