バング&オルフセン製品の買い方と集め方
2005/11
- 本稿では、標記北欧のオーディオ機器の収集についての意見を書きたい。
- Bang&Olufsen社は、デンマークから発祥したオーディオ機器メーカである。
- その製品の設計思想や使い勝手に見るべきものがある。
- 集め方
- 既に新品がない製品を集める手段としては、中古店、オークション、友人などがある。
- 中古店であれば、ある程度実物を見聞きしたり、試聴も可能。場合によっては、保証もある。
- オークションは、売り手との信頼関係であり、実物を事前に見るのは難しいし、保証も一般的にない。
- 友人については、よく見聞きしてから取引可能。
- 何を集めるか
- 個人的には、側が木製のころのたとえばBeomaster
3000くらいの時代のものを勧める。骨太なサウンドが楽しめる。
- プレーヤは、リニアトラッキングが優れている。Beogram
4004以降で絶頂期のものがよいとされている。Beogram
3000系列の薄型でセンスアームの機能なしのものも、洗練されており、音質も悪くない。
- カートリッジは、高級機がよいが、MMC4でも充分楽しめる。
- 機能上の留意事項
- データリンク、MCLについては、事前に調べておく。
- データリンクは、システム全体で統一したデータのやり取りで、ソース切り替えや録音などのコマンドを送るものである。時代によって微妙に差違があるのでコンパチビリティに気をつける。
- MCLについては、接続方法、コネクタ類に気をつける。
- DINコネクタについては、デッドストックに注目して、活用したい。
- 2Pin,7Pin,RCAの変換等は、自作も可能。
- ネット上には、Beo製品の情報や、ピンコネクションの資料もある。
- 音質について
- 製品の狙いに応じて、やや音の傾向が振られている。
- ハイファイ志向であれば、当時の高級機を狙う。
- BGMやラジカセ的に気軽に聴くなら、普及機もOK。
- 楽しみ方
- 中古は、再建ができない。文化的遺産と思って、大切に味わいたい。