異機種間LAN接続について

MacとWindows(AT機)とをLANでつなぐ。

●機器

Mac:

Power Macintosh 8600/200

OS: Mac OS 8.1J

内蔵Ethernet Port(10Base-T)

AT機:

ELITE P5VP-A+使用自作機(キット)

OS: MS Windows 98J

NIC: プラネックス FNW-9700-T(100Base/10Base自動認識)

●1 MacのWeb共有を使う

TCP/IPで自分のIPアドレスを設定。

MacのWeb共有コントロールパネルで(TCP/IP)Webサーバを構築

IP アドレスは192.168.1.1とする。

AT機側でWebブラウザを起動し、アドレスに上記IPを指定。

●2 WindowsのWeb発行機能を使う

Win98で自分のIPアドレスを設定。

AT機にWeb発行機能を組み込む(Win98標準搭載)

IPアドレスは192.168.1.2とする

Mac側でWebブラウザを起動し、アドレスを指定。

●3 WindowsにPC MACLANを入れる(WinにAppleTalkをしゃべらせる)

AT機に上記ソフト(デモ版、接続時間制限がある。)をインストール

Mac側にアイコンが現れるはずだが出ず。

Win側からネットワーク上にMacが見える。

●4 FTPを使う

WinにWar FTP Daemon 1.65(フリーウェア)をインストール

各種設定を行う。

Mac側からFTPソフト(Fetch3.03J2使用)でアクセス

読み書きが可能。

●上記のような方法を使えば、市販の高価な接続用専用ソフト(MacやWin版あり)を買わなくても、かなりのことができる。

 また、Adobe PhotoshopやQuickTimeなどはMac/Win共通環境であるため、ファイルの互換性が極めて高い。ただし、色の扱いが両OS間で異なるので注意を要する。

 他の方法として、Mac上でWindowsエミュレータを走らせてつなぐ方法もあるがここでは割愛した。

 当方のAT機の相性の問題か、PCIバス用のビデオカードRIVA TNTを用いると、大きめのファイル転送中にAT機がハングすることが判明したため、AGP仕様のAOpen PA740に戻したことを付記しておく。

 

参考文献

・Win&Macデータ交換自由自在 学研 1999/5/30発行 Mook

 CD-ROM附属。データ交換についてかなり細かく記述している。特にLANでのデータ交換については、英語版ソフトの具体的設定方法まで詳しく述べられており、大いに参考になる。

 War FTP Daemon 1.65収録。

・MacとWindowsをつなぐ法 高橋浩子著 1999/1/29初版発行 明日香出版社

 前作の改訂版。MacとWinのファイルの違いから各種アプリの標準ファイル、データ交換のつぼ、同名アプリの異OS間の互換性、TCP/IPを用いた接続まで多岐にわたり平易に解説している。

 MacとWinとを共存させたい人には参考書として重宝するであろう。

・Windows98ネットワーク構築入門 高橋克也&トップマネジメントサービス著 1998/11/5第1版発行 ローカス発行

 例の分厚いシリーズ本である。附属CD-ROMには、PC MACLAN 6.2Jデモ版を収録。

 基本的にはWin98で各種サーバを構築しようという本であるが、LinuxやMacとの接続にも言及している。

 


Copyright (c) 1999 Hiroshi TAKEUCHI

1999/06/07初版