■ JB 2A3の音質について

2004/12/27

 サンバレーの ジュエリーボックス2A3シングルステレオパワーアンプキット

の音質についてお伝えする。

●装置構成

  • CD/SACD/DVD-Aプレーヤ マランツ DV8400(デジタル同軸出力)
  • DAコンバータ 自作 管球バッファアンプ付き
    • (「HiVi」1992.11製作記事、秋月キット使用)
  • プリアンプ 三栄無線キット 管球式S-8706高級タイプ
  • パワーアンプ 本機
  • スピーカ クォード 11L

●ソースごとの評価

  • CD  芳本美代子コンプリート80'sシングルズ より 青い靴
    • 帯域は高域に寄っている。ボーカルは刺激感が少なくソフトで心地よい。
  • CD 未・来・形/小野真弓 より ホットミルク
    • 魅力ある声質を見事に表現。
  • CD Light Song/遊佐未森
    • ワイドレンジの曲である。ボーカルは、艶を帯び生々しさを感じる。
    • 他の楽器との調和も取れており美しい。
  • CD 愛のあいさつ/奥村愛
    • 録音がよい。ホールの音場がよくでている。
    • 弦の音が非常に繊細で艶がある。
    • ピアノも、きれいに、うまくおさまっている。
  • CD カール・リヒター指揮 ミュンヘン・バッハ管 
  • J.S.バッハ:オーボエ・ダモーレ協奏曲BWV1055a(アルヒーフ469 083-2)
    • オーボエは極めて素晴らしいが、全体としての重厚感に欠ける。
  • CD アヴェマリア/川畠成道
    • 弦が美しい。ピアノも流麗である。
  • CD An die Musik/フィッシャー・ディースカウ
    • 豊かなディースカウの中音が聞ける。声の伸びも素晴らしい。
    • ピアノもなかなかによい。

●総合評価

 非常に個性的な音である。郷愁を感じるような、ほっとする音。

 重厚感はないが、独特の高域の輝きがある。

 高域は、例えは悪いが、午後の満腹時の退屈な講演会のように、思わず眠気を誘う

ような心地よさである。

 ジャパニーズ・ポップス曲でも、うまくはまれば、ボーカルなど生々しい臨場感がある。

 ヴァイオリンの小編成などもよく合う。

 これで、たっぷりの低域があれば文句なしだが。。。

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