■D-VHSビデオHM-DHX2について

2004/09/05

 D-VHSビデオデッキ Victor HM-DHX2についてレポートする。

●機種選定経緯

 地上デジタルをハイビジョンのまま録画するためには、ブルーレイディスク、HDD録画機、

D-VHSビデオがある。

 ブルーレイディスクは、ソニー及び松下に製品がある。しかし、ソニーは改修が必要であり、松下は

i.LINK端子がない。

 HDD録画機は、メディア交換が不要で検索も便利であるが、HDD容量の関係で、録画時間が制限されて

しまう。

 よって、メディアの比較的安価なD-VHSビデオが当面の解決策と思われる。

 i.LINK接続においては、メーカや機種間での互換性に微妙な相性がある。

 事前にソニー及びビクターに確認したところ、いずれも満足のいく回答が得られなかった。

 ただし、ビクターからは、前機種HM-DHX1と同等との参考事項が得られた。

 ソニーのDST-TX1の説明書には、当時のビクターの2機種が推奨されていたことから、ビクター製品を

選択することとし、当該機種も支障ないものと判断した。

●接続

  • チューナ ソニー DST-TX1 (i.LINK接続)
  • テレビ ソニー KDL-L26RX2
  • プロジェクタ ソニー VPL-HS10 (DVI-D接続)

●使用感

 外観は、以前の機種と比べ、安っぽい。動作中ブルーに光る(消灯可能)。

 接続端子は、必要充分である。

 HDMI端子があることから、ディスプレイ等へデジタル伝送可能。

 テープのメカニズムの動きや早さは、標準的な動作である。

 テープ挿入時、ややスムーズでない。

 チューナとのi.LINK動作については、正常であった。

 従来の日立製D-VHSで録画したハイビジョン番組を正常に再生した。

 プロジェクタとHDMI-(DVI-D)ケーブルでつないだところ正常に出画した。

 デッキの機能としては標準的なものであり、初期設定も見やすいメニュー構成で好感が持てる。

 画質は特に問題ないものである。

 リモコンは標準的であり、他社のテレビ等も操作可能。ソニーのテレビはOKであったが、チューナは、

NGであった。

●まとめ

 既にHDD録画機に慣れている場合、D-VHSは、メディア交換を要することから、非常に面倒である。

 大容量かつ交換可能なHDDを装備したハイビジョン録画機を希望する。


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