■ニューマシン(Mac)について■

2002/6/9

 ついに新型のマシンを入手したので初期印象を述べたい。

●機種

Apple Power Mac G4/933MHz(クイックシルバー2002)

Apple Studio Display 17インチ液晶

●梱包

 本体梱包時は、重さ21kgで梱包には発泡スチロール使用。

外側にはカラー写真の印刷。

 ディスプレイは、梱包時の重さ約9kgで取っ手付きの外箱でカラー写真。

 発泡スチロール使用。

●説明書など

 最近の製品にありがちなあっさりしたもの。

 附属品には、白いアップルマークステッカーが付いていた。

 増設ドライブ固定用ねじ4本付き。

 キーボード・マウス添付。キーボードは日本JIS仕様。

●セットアップ

 メモリを増設し、ディスプレイ等と配線し、起動する。ディスプレイのドライバ

を付属CD-ROMからインストールする。

 DVD-R/CD-RWドライブのドアの開閉はキーボードの専用キーで可能。

 なお、本体電源の投入・切断は、ディスプレイの下部のタッチスイッチで可能。

 キーボードにパワーキーはない。

 マウスは光学式で、ボールはなく、持つ部分が平らでないためやや使いにくい。

 キーボードは日本仕様で、アメリカ版に慣れていると使いにくい。

 テンキーにカンマがあったり、スペースバーが小さかったり、

コントロールキーの位置が違っていたりする。

 アップルストアならBTOで米国版を選択可能なようだ。

 白いUS仕様のキーボードもApple Store(Web上の直営店)で販売している。

本体内部。簡単に開く。

●OS

 デフォルトではOS Xが起動する。バージョンはv10.1.3であった。

 さっそくv10.1.5差分をダウンロードしてアップデートした。

 初期セッティングは、電話回線がダイヤル回線であったためか、

インターネットへ接続できず、ユーザ登録が完了しなかった。

 あとでインターネット接続したときにユーザ登録されるとの表示が出たが、いつ送信されたのか

分からない。

 AppleTalkは使用しない設定になっているので、Ethernetで接続する向きに

は注意を要する。

●使用感

 キーボードマウスの操作性の問題があるが、本体の騒音もそれほどではなく、

本体の内部のアクセスのしやすさ、拡張性は、よい。

 ディスプレイは非常に明るい。精細さもよく、動きの激しい映像もうまく表現

する。

 DVDビデオ再生もスムーズであり、問題はない。試しにDVD-RWディスクに

SONYのレコーダでVRモード記録したものをファイナライズし、G4 Macで再生

しようとしたが、再生はできなかった。

 本機入手の目的であるFireWire接続によるDVデッキ(SONY製品)のビデオ取り

込みについては、問題はなく、速度も十分であった。ソフトは附属のiMovieを使用

した。

 ムービー書類の再生も申し分なくこま落ちもほとんどなく円滑に行える。

 画面を最高解像度1280x1024にすると、マウスカーソルの移動が遅く感じられる。

 液晶のためか、解像度を落とすと精細度が甘くなる。(表示面積は不変)

 なお、画面の大きさは、AppleVison850AVのそれとほぼ同じである。

液晶ディスプレイの色再現性はすばらしい

●まとめ

 何分高価なだけになかなか入手できなかったが、やはり最新機種の性能はすば

らしい。

 内部の部品は、中国製なども多く、メーカもATマシンのものが多い。

 本体ケースの取っ手は透明で、実際、取っ手として使え便利である。

 音声入力端子がないこと、TVチューナ、アナログビデオ入出力端子がないこと

は惜しまれる。

 附属ソフトもiDVD、iMovieとiPhotoぐらいしかなく寂しい。せめてAppleWorksを

つけて欲しい。

 AppleTalkでのファイル共用もでき、SCSI I/Fを持っていないことは特に問題

はないように思えた。

 ネットワーク上のUSBプリンタの使用ができるかどうか不明。

 購入は大型店から行ったが、電話での質問への回答は誠意を欠くもので

あった。ポイントの率も悪く、送料も取るため、販売店選択にあっては、その

辺も考慮すべきだ。

 強制終了のキーボード操作は、オプション+コマンド+escである。(パワーキー

がない。OS XでもOS 9.2でも同じ。)


(c)Copyright 2002 Hiroshi TAKEUCHI