バング&オルフセン Beocenter 9000について
2005/10/10
2005/10/16
標記オーディオ製品を中古で入手したので、その使用感を伝えたい。
価格等
23.1万円(5%消費税込み)
メーカ保証なし。販売店保証あり。Beolink 1000を含む。
程度良好
日本仕様(AC100V、FM受信周波数76-90MHz)
設置
筐体が大きく、重いため設置スペースを要する。
後部中央の部分が放熱部分であるため、排気に留意する。
水平に設置すること。
操作感
機械的なスイッチや つまみ類は一切なく、タッチパネルになっている。
タッチパネルは、常時表示されているもの、機能する場合にのみ赤色表示されるものとがある。
操作は、基本的には、ソース選択後、希望する動作をタッチする。(CD→トラック番号)
ソース選択と同時に再生が開始される。
音量調整は、上昇及び下降の2つのキーでデジタル的に行う。
音質調整として、トーンコントロール(低域及び高域)、ラウドネスの入り切りが可能。
ソース切り替えは、CD,TUNER,TAPE,AUX,外付TAPE、外付AD PLAYERが可能。
チューナは、FM及びAM。
内蔵テープデッキは、オートリバースカセットデッキで、ドルビーB・C・HX-PRO対応。録音レベルは自動及び手動。
入出力端子は、DINであり、PRE OUT(RCA端子)装備。
スピーカ端子は、2系統で、3pinDIN及び4pinDINである。(MCL対応)
FMアンテナ端子は、独自の同軸タイプ。AMアンテナ端子も独自形状。(欧州規格)
表示部と操作部は分離されており、手前の部分がタッチセンサ操作部である。表示は、奥側である。
CDのトラック表示は、数字が横に並んだ形式で表示され、演奏中のトラック番号が点滅する。
プログラム再生が可能である。A-B間リピートや全曲リピート、1曲リピートは、できない。
リモコン(Beolink 1000)では、本機での操作のほとんどの操作が可能である。
リモコンでは、CD及びカセットドアの開閉は、できない。
ドア開閉は、タッチ操作で可能であり、素早くドア部が本体に引き込まれる。
CDの装着は、センタースピンドルに装着する。ひじょうに軽く装着可能。CD-Rも再生可能であった。
タイマー内蔵。
CDの演奏開始まで、やや待たされる感じがある。
音質
スピーカ クォード11Lを接続してCDを試聴した結果、ひじょうに滑らかで、かつ、周波数的にワイドレンジである。
躍動感に満ちており、かつ、聞き疲れしない。
CDの演奏中の機器の動作音もひじょうに小さい。
デザイン
突起部のない優れたデザインである。
操作可能なボタン(タッチセンサ)のみを表示させるという一貫したコンセプトであり、洗練されている。
逆に表示部を見ないと、機器の状態が分からないため、本体上面はやや前方へ傾斜しているが、壁掛けができれば、より、完成度が高いと思われる。(重量は、15kg程度であり、重い。本機は、水平設置専用である。)
CD及びカセットのドアの開閉動作は、操作する者の目を楽しませる。
注意点
すでに発売後かなりの期間を経過していることから、今後の保守の面で、心配がある。(正規販売店でのオーバーホールは行っているようであるが、交換部品のない部分は修理不可。)
金属面は、きずが付きやすいので注意。
まとめ
デザインはもとより、機能・性能においても手抜きのない製品である。
操作感が洗練されている。
PRE OUT、AUX端子、アナログプレーヤ用端子、スピーカ端子等拡張性がある。
専用リモコンやオプションが豊富である。
何よりも音質が優れており、心の癒しに最適である。
資料
BeoWorld記事(英文)
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