• Beosystem 7000の評価について
  • 2005/12/25
  • 中古でBang&Olufsen社製オーディオ装置Beosystem 7000を入手したので、初期感想を述べる。
  • 諸元
    • Beomaster 7000
      • FM/AMチューナ+プリメインアンプ
      • 出力は、スピーカ及びパワーリンク、MCL対応。ヘッドフォン。
      • 入力は、PH,TP1/2,AUX
      • フォノイコライザは、Beogram 7000側に内蔵されているらしく、Beomaster側はオプション。
    • Beogram CD 7000
      • CDプレーヤ
      • 8cmCD対応
      • デジタル同軸出力装備
    • Beocord 7000
      • カセットデッキ
      • オートリバース
      • ドルビーC対応
    • いずれも、デンマーク本国仕様(電源AC220V、FM受信周波数は、国際仕様)
  • 使い勝手
    • 設置方法
    • Beogram CD及びBeocordから出ているケーブルをBeomasterへ接続。
    • 後部の接続部が開閉できるようになっており、便利。
    • スピーカを接続。
    • 電源を接続(電源プラグは、Cタイプである。昇圧トランスと220V耐圧の電源タップが必要。)
    • Cタイプの電源プラグは、抜けやすいので注意。
    • リモコンは、理想的には、MCPが望ましいが、Beolink 1000でも基本的な操作が可能である。
    • MCPであれば、機器の状態がリモコン側に表示される。(ソース、曲番等)
    • 本体の操作部は、前面パネル部分のスイッチのみがあり、アンプの消音、CDのトラック送りのみ可能。
    • Beocord本体には、操作ボタンがひととおりついているので、リモコンがなくてもOK。
    • 表示は、カラフルで見やすい。
    • CDトレイは、大きめであり、素早く出てくる。
    • カセットデッキは、前面パネルのボタンのプッシュにより、全体がせり出してくる。すると、カセットを装着する部分及び操作ボタンが現れる。
    • いずれの筐体も重いので、重ねるよりは、専用ラックに収納すべきである。
    • データリンクにより、CDプレーヤ、カセットデッキ、FM/AMチューナは、シームレスに使える。
    • ラウドネスの入切、音量、音質(高域・低域)は、電源を入れるたびにメモリーした値に設定される。(設定には、MCPなどが必要。)
    • Beocenter 9000と同様使いやすい。
  • 音質
    • スピーカ Beovox S75
    • 試聴CD ゴールデンベスト浅田美代子、イルカ全曲集
    • 中庸である。骨太でも繊細でもない。ややささくれ立った感じを持った。
    • Beomaster 1000の潤い感や、Beomaster 4000等の骨太感は、ない。
    • MCL経由のBeovox S40での試聴では、おおむね上記のとおりであるが、やや軽快感があり好ましい。
  • まとめ
    • パワーリンク経由でのアクティブスピーカについては、試していないが、パワーアンプの質は、中程度であろう。
    • 全体としてシームレスであり、使いやすい。設置時のレイアウトもしやすい。
    • 音質を追及するなら、もう少し古い時代のもの、例えば、Beomaster 3000-2からBeomaster 4400くらいを求めるべき。
  • 資料(英文)
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