ATマシンについて
MSの新OSが走る自作マシンを作製した。
部品は、相性に留意してフェイスの組立てキットとした。
OSについては、Vistaへのアップグレードに考慮して、WindowsXP MCEの
DSP版とした。
専用リモコン付とした。
CPUについては、最近注目されているインテルCore 2 DuoのE6600とした。
評価
- 起動時間については、少し前のSONY VAIO Type Fより早く、2分程度。
- 起動後、アンチウイルスソフトの起動までかなり待たされる。(ウイルス定義の更新を行っているものと見られる。→どうも別の原因と思われる。)
- Media Center v.5.1.2については、専用赤外線リモコンで操作できる。
- MCE対応TVチューナがあれば、テレビの視聴や予約録画が可能。今回はI-O DATAの該当機種を装着。
- 最近はやりの、ぬるぬると動くメニューが現れる。(アニメーションは解除可能。)
- やや動作に、もたつきはあるものの、文字も大きく、操作性は、まあまあ。
- テレビ番組表は、ネット経由で7日分が取得され、予約録画可能。
- テレビは、いったんメモリに入れたものを表示させており、ときどき駒落ちがある。
- 予約録画の実行は、スタンバイ状態又は電源ONである必要がある。
- スタンバイ状態での録画では、OSは起動するが、音声とモニタ映像は出力しない。録画終了後スタンバイ状態に復帰。
- リモコンは、自照式のボタンを装備。ボタンを深く押さないと動作しない。
- リモコンでのスタンバイは可能だが、同ボタンでのスタンバイ解除は不可。マウスかキーボードを操作すると解除。
- DVD再生には、デコーダソフトが必要。DVDドライブ附属の再生ソフトをインストールした状態で動作した。
- DVD再生時のリモコンは、まあまあ使いやすい。
- Media Centerの画質調整は、モニタそのものの画質調整で行う。
- メディア オンラインというメニューで、各種コンテンツにアクセスできる。(一部有料)
- Media Centerの画面を小さくして、他の作業を行える。録画中でもOK。
- MCEはWindows XPにメディアセンター機能を付加した版であり、基本部分はXPと何ら変わりはない。
- グラフィックカードは、VGA出力のほかにHDTV出力があり、マルチモニタ環境にできる。
- カード附属のコンポーネント出力ケーブルへコンポーネント→D端子変換ケーブルを介してSONY26型液晶テレビへ接続。
- OS再起動後、2ndディスプレイを認識。コントロールパネルでテレビ設定を行うことにより2ndディスプレイを1080pに設定。
- QuickTimeの1080p素材(H.264)を再生したところ、極めて美しい動画が再生された。駒落ちも認められない。ちなみに同じ素材をPower Mac G4で再生したところ駒落ちがあった。
- 著作権保護のDVDは、2ndディスプレイで再生できない。(PowerDVD)
- WOWOWのコピーワンスのDVD-RW録画コンテンツは、CPRM対応の再生ソフトでないと再生できない。
- ブルーレイソフトの再生には、BDドライブ、HDCP対応グラフィックカード及びHDCP対応ディスプレイを必要とする。
- なお、映画ソフトの画面の縦横比は、一般に9:16よりも横長であり、縦方向はすべての画素は使われないことに注意。
- パソコンのディスプレイは、1ドットで色が出せるのに対して、テレビの画面は、少なくとも3ドットで色を出していることに注意。
- パソコンの液晶ディスプレイの色は、テレビの色と傾向が異なる。
- オンボードの音声の音質は、それほどよくない。今回は、マザーボードの音声出力(ステレオミニジャック)からBang&OlufsenのBeocenter 3500(プレーヤ・レシーバ)とBeovox S 75(スピーカ)で再生した。
- オンボードのLANについては、問題なし。
- ケースは、前面、後面、左側面(2か所)にファンを装備しており、温度は低く抑えられている。排気は冷たい。
- CPUのファンは、リテールものであり、インテルのマザーボードに接続している。
- ケースは、左右側面のカバーが外れる。マザーボード取り付け部分やドライブベイは固定。
- 側面カバーは、手回しビスで外せる。
- 塗装はつやありの黒で高級感がある。
- ケース前面にオーディオ端子とUSB端子がある。
- IEEE1394は2ポートあるが、背面パネルには1つのみでマザー上で接続するようになっているが、ケースは、コネクタが合わないため接続できない。(基板用ではなく一般的な1394プラグになっている。背面に接続し前面へ導くもの。)
- USBコネクタは背面に6個ある。
- デジタル音声出力(S/PDIF )はない。基板上にはHDオーディオ端子がある。
- カードリーダライタ付きFDドライブが附属。メモリースティックも読めた。
- ドライブ文字は、HDDがFとなる。(カードリーダライタをリムーバブルディスクとして認識)
- Vista RC1の動作状況
- インストールは、問題なし。
- このTVカードは、認識できなかった。(Vista用ドライバ導入)
- DVDドライブ附属のDVD再生ソフトはインストールできなかった。VLC media player 0.8.6aは、Vista上で動作した。
- デバイスマネージャー上、1つのデバイスを認識できない。ドライバも探せない。
- Media Centerは動作するが、TVとDVDは動作せず。
- TVカード附属のTV再生録画ソフトは動作した。
- Aero(透過等の視覚効果)は動作した。
- Vistaの印象としては、従来のXPとコントロールパネルの呼び出しが変更されたり、UIが変更されたりしており、戸惑う。
- サイドバーは、ウインドウであり、他のウインドウが下になることがあり、使いづらい。(消せる。)
- フォントが変更されており、文字が大きい。より大きなディスプレイが必要となる。
- アイコンも大きくなっている。
- セキュリティも強化されており、操作中いろいろな警告が出るようになった。
- ウイルス対策ソフトは、別売り。
- ごみ箱は、透明になり画面の左上にある。
- Office 2007の試供版
- やはりメニュー体系を変更しており、戸惑う。
- 全般的に速度的には、ストレスが少ないが、Macを使うと操作感が全然異なる。
- Mac OS Xの方が洗練されており、操作が直観的であり自然である。
- なお、Mac OS XとのLAN経由でのファイル交換については、問題なし。お互いに公開したフォルダを読み書きできる。
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