■ALPHA20の印象

                                    2003/08/03

 インフィニティの小型スピーカシステムALPHA20を入手したので、その印象を述べる。

 

●使用機器

  • SACD/DVDオーディオプレーヤ MARANTZ DV8400(アナログ5.1ch接続)
  • アンプ SONY STR-V828X
  • 各チャネルスピーカ YAMAHA NS-10MM x4
  • センタースピーカ YAMAHA NS-C10MM
  • スーパーウーファ YAMAHA YST-SW45
  • スピーカケーブル 普及品

●試聴ソフト

  • SACD ペンタトーン (4ch録音) ベートーヴェン交響曲5番・メンデルスゾーン交響曲4番/コリンデイヴィスBBC響
  • CD チェット チェットベイカー

●機器の使用感

 デンマーク製。パッケージは簡素なもの。箱の上下が分かりにくい。2台1組1梱包。取説は、英語等。

 接続ケーブルは附属していない。デノンラボの保証は、2年間。

 バイワイヤリング接続が可能で、ショートバーが附属。スピーカ端子はねじ止め式。

 止めねじがかなりきつく締めてあり、手では緩められなかった。輸送中にショートバーが外れないための措置かとも思う

が、非常識である。端子は大きいが、端子間が接近しており、緩めにくい。

 

 音は、現代的なワイドレンジでハイスピードなもの。

 心配された低域も、充分出る。高域に輝きが認められた。

 SACD4ch再生では、雰囲気が良く出ている。

 CD2ch再生では、やや高域が低域より強いものの、刺激的な音ではなく、あくまでもクリアで色付けの少ない

音。

 これに、潤いや艶を求めるのは、価格が安いのでしかたない。 実売価格は、2本で4.8万円程度。 

 

●感想

 コンパクトな割には、ゆったりとした色付けの少ない聞き疲れのない音を出し、好ましい。

 ただ、基本的にAVシステム向きであり、純粋にオーディオを追及する向きには、向かない。

 低域重視の向きには、上位機種が勧められる。

 置き方により、音は変わると思う。

 性能対価格比は、充分満足できる。


Copyright (c) 2003 Hiroshi TAKEUCHI

2003/08/03 初版