2000年8月21日(月) はじめてのネットワーク
目的 1ヶ月ほど前、ノートパソコンを買った。このノートのハードディスクに、デスクトップパソコンからアクセスしたい。 機種 デスクトップパソコン...開発環境その1参照
ノートパソコン...SONY VAIO PCG-Z505G/BP
アダプタ...FNW-9702-T PCIバス 100Base-TX/10Base-T ファストイーサネット アダプタカードステップ1 アダプタカードとケーブルの購入
私のマシンは、ずっとスタンドアロン即ち単独で使ってきた。そこで、他のマシンと接続するためには、まずコードを接続するための差込口が必要になる。これがアダプタカードである。しかし、どれを購入すればよいのかさっぱりわからない。そこでVAIOを購入した店の人に聞く。すると、DOS/V機のカードスロットには、PCIとISAの2種類あるので、どっちか選べという。幸い両方空いているというとPCIを勧められた。PCIの方が速いのだそうだ。メーカーはいろいろあるが、店員さんの勧めにより「プラネットコミュニケーションズ(株)」の物に決定。
さらに、ケーブルも必要である。1対1でつなぐなら「クロスケーブル」だそうである。短すぎると不便と思い、2mを購入。ステップ2 アダプタカードをスロットにさす
久々にパソコンの蓋を開けた。ホコリだらけなので、まず掃除。
さて、PCIスロットは4つあるのだが、1と3は使用中。4は MediaBus2.0 とマニュアルに書いてあるので、2にさすことにする。しかし、うまくささらない。隣の3スロットのボードを外してやってみるが、ささった手応えがない。それでも、ネジで固定できたので3スロットのボードをさし直し、組み立てて電源ON。
立ち上がらない。3スロットのボードはモニタ用である。これが、ちゃんとささっていないらしい。もう一度蓋を開けてさし直す。組み立てて電源ON。
今度は立ち上がった。しかし、イーサネットアダプタを全く認識していない。やはり、ちゃんとささっていないようだ。もう一度蓋を開けてさし直す。やっぱり手応えがないし、簡単に抜ける。これではダメだ。力が足りないのだろう。押し込む手が痛いので、軍手をはめて思いっきり押し込む。今度は確かな手応えがあった。組み立てて電源ON。
「新しいハードウェア」ダイアログが表示された。マニュアル通りである。ステップ3 ドライバをインストールする
「新しいハードウェア」の画面の指示に従ってドライバをインストールする。ドライバは付属品のFDに入っている。ここは、問題無く終了。
ちなみに、この製品はWOL(Wake On LAN)機能に対応しているらしいが、残念ながらパソコンのマザーボードが対応していない(らしい)ので使えない。ステップ4 ネットワークの設定をする
さて、さっそくパソコンとVAIOをケーブルで接続してみる。変化なし。パソコン側では「このDHCPクライアントは〜」というエラーが出る。よくわからない。とにかく、何かの設定が必要なのだろうと思って、「コントロールパネル」の「ネットワーク」を開いてみる。やっぱりよくわからない。マニュアルを見ると、「詳しくはネットワーク管理者に確認して下さい」と書いてある。ネットワーク管理者って私じゃないか(苦笑)。そして、試行錯誤紆余曲折の結果、このようになった。↓
現在のネットワーク構成の意味
まず、「現在のネットワーク構成」というリストであるが、この意味を理解するのに苦労した。「追加」ボタンを押してみるとわかるのだが、ネットワーク構成要素というのが4種類ある。「クライアント」「アダプタ」「プロトコル」「サービス」の4つだ。ここで、混乱の元になったのが「プロトコル」である。他の要素は追加した項目がそのままリストに表示されるのに対し、プロトコルは追加したプロトコルとアダプタの組み合わせで表示されるんである。わかってみれば、なるほどその通りなのであるが、わからないとさっぱりだ。
で、元々ダイアルアップ(アダブタ)でインターネットにTCP/IP(プロトコル)接続していたので、イーサネットアダプタをインストールした結果、勝手に
TCP/IP -> PLANET FNW-9702-T/T3 PCI Fast Ethernet Adapter
というプロトコル(とアダプタの組み合わせ)がリストに追加されてしまった。ここで、イーサネットはTCP/IPを使いますよ、ということになったのだが、IPアドレス等の設定をしていなかったために、「このDHCPクライアントは〜」というエラーが出てしまったというわけだ。
プロトコルの追加
ここまでわかれば、やりたいことはWindows同志の接続なので、TCP/IPにこだわることはない。プロトコルはMS推奨のNetBEUIを使うことにし、「追加」ボタンでプロトコルを追加する。すると、NetBEUIと2つのアダプタの組み合わせがリストに追加された。つまり、プロトコルとアダプタの組み合わせが4つになってしまったわけだ。しかし、必要なのは2つだけ。そこで、アダプタを選択してプロパティを表示し「バインド」というタグを選ぶとそこにプロトコルの一覧をチェックするようになっているので、不要なチェックをはずした。
クライアント
他のWindowsマシンのファイルにアクセスするということは、MicreSoft ネットワーククライアントになるということである。そして、これはデフォルトで登録されている。のでOK。
サービス
私がやりたいことはVAIOとのファイルの共有である。そして、このネットワークの設定ダイアログには、おあつらえ向きに「ファイルとプリンタの共有」というボタンがあるではないか。迷わず押すと、ファイル、プリンタそれぞれのチェックボックスが表示されたので、とりあえずファイルにチェックする。そのうち、プリンタも共有する必要が出てくると思うが、今はよい。すると、リストに MicroSoft ネットワーク共有サービス が追加された。
ちなみに、NetBEUIプロトコル(とアダプタの組み合わせ)のプロパティを表示すると、登録されたクライアントとサービスの一覧が表示され、チェックするようになっている。クライアントやサービスが複数ある時は、ここで選択すればいいらしい。ステップ5 共有リソースの設定
これで、使えるようになったかとデスクトップの「ネットワークコンピュータ」のアイコンを開いてみる。パソコンとVAIOのアイコンが表示された。ちなみに、このコンピュータの名称は上のネットワークダイアログの「ユーザー情報」で設定する。
ところが、VAIOのアイコンを開いても何も表示されない。どうやら、共有したいものはデバイス毎に設定しなくてはいけないらしい。とりあえずは、パソコンからVAIOにアクセスしたいので、VAIO側の「マイコンピュータ 」のアイコンを開き、ハードディスクのプロパティを表示して「共有」タグを選ぶと、そこで共有の設定ができるようになっているのでフルアクセスの設定をする。再度、パソコン側のネットワークコンピュータのVAIOを開くと、めでたくファイル達が表示された。Explorerからも当然アクセスでできる。やった!謝辞 今回の作業にあたりまして、古賀製作所様のアドバイスを多々頂戴いたしました。代表の古賀正男様に感謝の意を表したいと存じます。ありがとうございました。
2000年5月1日〜5月2日 フォントが消えた
日付 2000/5/1 〜 5/2 現象 フォント一覧から「MS ゴシック」と「MS 明朝」が消えてしまった。 原因 レジストリが壊れたらしい。マシン起動時に、レジストリがなんたらかんたらエラーが出て、バックアップ自動復元を実行した後おかしくなった。 解決 コントロールパネルの「フォント」で、一度「MS 明朝 & MS P明朝」を削除してから再インストールすると復活することが判明した。
ゴシックも同様にすればよいはずであるが、ゴシックはシステムフォントに指定されているので削除ができない。
では、システムフォントを変更するにはどうしたらいいか。レジストリの中身を直接変更する。
Regedit.exe を実行。
マイコンピュータ\HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControl\FontAssoc\Associated DefaultFonts = "msgothic.ttc"
となっているので、とりあえず値を "msmincho.ttc" に変更し、明朝と同様に「MS ゴシック」を復活させた後、レジストリを元に戻した。
ちなみに、レジストリのデータは「ゴシック」で検索をかけたら出てきた。