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◆ ISAMアクセスツール for VB2 ダウンロード

Microsoft Visual Basic 2.0 で,ISAMアクセスを可能にするファイル入出力プログラムです。このプログラムは[vbisam.bas]という、ひとつのコードモジュールに納められており、プロジェクトにこのファイルを追加するだけで利用できます。

今となっては、ほとんど利用価値はありませんが、Win3.1+VB2での開発では結構重宝しました。私のプログラミングスキルを知っていただけるかもしれません(笑)。

ソースコード公開中


【使い方 】

ダウンロードしたファイル(Vbisam.exe)を解凍(自己解凍)します。
      Vbisam.bas


【プログラミング手順】

1.Visual Basic 2.0 のプロジェクトに、コードモジュールファイル[VBISAM.BAS]を追加する。

2.任意の宣言セクション又はプロシージャに、ISAMパラメータのユーザー定義型変数を宣言する。

構文: Dim 変数名 As IS_PAR
Global 変数名 As IS_PAR
例: Dim FILE1_PAR As IS_PAR

3.任意の宣言セクション又はプロシージャに、必要に応じてISAMレコードのユーザー定義型変数を宣言する。宣言しない場合は、変数[IS_REC]を使用できる。

構文: Dim 変数名 As IS_REC
Global 変数名 As IS_REC
例: Dim FILE1_REC As IS_REC

4.任意コードモジュールの宣言セクションに、作成したいファイルのレコードの構造をユーザー定義型として宣言し、そのユーザー定義型変数を宣言する。

例: Type FILE1
    F1_CODE As Sring * 4
    F1_NAME As String * 16
    F1_TEL As String * 12
End Type
Dim W_F1 As FILE1

5.定義したISAMパラメータ変数にパラメータをセットする。

説明:
変数名.IS_FILNAM   作成したいファイルのファイル名を拡張子なしで指定する。ここで、指定された名前に、拡張子[.key][.dat]がついた2つのファイルが作成される。
変数名.IS_KEYPOS レコード長を指定する。有効値は、16,32,64,128,256,512
変数名.IS_FILREC アクセスキーのバイト位置を指定する。
変数名.IS_KEYSIZ アクセスキーのバイト数を指定する。
例: FILE1_PAR.IS_FILNAM = "FILE1"
FILE1_PAR.IS_FILREC = 32
FILE1_PAR.IS_KEYPOS = 1
FILE1_PAR.IS_KEYSIZ = 4
この例では、F1_CODE がアクセスキーであることを意味する。

6.ISAMアクセスツールのプロシージャ及び関数を使ってコードを作成する。


【プロシージャ説明】

プロシージャ名 説明
ISOPEN
機能: ファイルをオープンする
構文: ISOPEN [ISAMパラメータ変数]
例: ISOPEN FILE1_PAR
ISCLOSE
機能: ファイルをクローズする
構文: ISCLOSE [ISAMパラメータ変数]
例: ISCLOSE FILE1_PAR
ISSTART
機能: カレントレコードを位置づける
構文: ISSTART [ISAMパラメータ変数] , [ISAMレコード変数]
例: W_F1.F1_CODE = "1000"
LSET FILE1_REC = W_F1
ISSTART FILE1_PAR , FILE1_REC
ISNXTREAD
機能: カレントレコードの次のレコードを読み込む
構文: ISNXTREAD [ISAMパラメータ変数] , [ISAMレコード変数]
例: ISNXTREAD FILE1_PAR , FILE1_REC
LSET W_F1 = FILE1_REC
ISREAD
機能: 指定したキーのレコードを読み込む
構文: ISREAD [ISAMパラメータ変数] , [ISAMレコード変数]
例: W_F1.F1_CODE = "1000"
LSET FILE1_REC = W_F1
ISREAD FILE1_PAR , FILE1_REC
LSET W_F1 = FILE1_REC
ISWRITE
機能: レコードを追加する
構文: ISWRITE [ISAMパラメータ変数] , [ISAMレコード変数]
例: LSET FILE1_REC = W_F1
ISWRITE FILE1_PAR , FILE1_REC
ISREWRITE
機能: カレントレコードの内容を変更する
構文: ISREWRITE [ISAMパラメータ変数] , [ISAMレコード変数]
解説: キーフィールドの内容を変更することはできない。
変更したい場合は、変更前のレコードを削除して変更後のレコードを追加する。
例: LSET FILE1_REC = W_F1
ISREWRITE FILE1_PAR , FILE1_REC
ISDELETE
機能: カレントレコードを削除する。
構文: ISDELETE [ISAMパラメータ変数] , [ISAMレコード変数]
解説: 削除したレコードは物理的にスペースに置き換えられるので、いかなる方法でも復旧することはできない。
例: ISDELETE FILE1_PAR , FILE1_REC
ISALIGN
機能: ファイルの再編成を行う。
構文: ISALIGN [ISAMパラメータ変数]
解説: 削除レコードのつめ直しが行われる。
又、データファイルは物理的にもアクセスキー順に格納される。
例: ISALIGN FILE1_PAR
ISRECOV
機能: ファイルの復旧を行う。
構文: ISRECOV [ISAMパラメータ変数]
解説: キーファイルを必要としないため、データファイルからISAMファイルを作成することができる。
又、データファイルは物理的に入力順に格納される。
例: ISRECOV FILE1_PAR
ISCVINT%
機能: 整数型変数について内部データとの変換を行う。
構文: ISCVINT%(整数型変数)
解説: キーフィールドに整数型変数が含まれる場合に使用する。
キーは常に文字列変数として参照されるため、正しくソートされるように、内部データとの変換を行う必要がある。
例: ISCVINT%(W_KEY1)
ISCVLNG&
機能: 長整数型変数について内部データとの変換を行う。
構文: ISCVLNG&(長整数型変数)
解説: キーフィールドに長整数型変数が含まれる場合に使用する。
キーは常に文字列変数として参照されるため、正しくソートされるように、内部データとの変換を行う必要がある。
例: ISCVLNG&(W_KEY2)


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このプログラムはフリーソフトです。
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