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[3850] 西崎慎一郎 - [2004/1/6 22:01]

[3847] は「最終登板が日本シリーズの先発」と読み違えて条件を厳しくしてしまいました。
「最後の先発が日本シリーズ」なら、金田は該当していますね。
2000本安打以上打ち、引退年に日本シリーズに先発出場した野手は、
1958年の川上(巨人)、1981年の柴田(巨人)、1986年の山本(広島)がいました。

[2004/1/12 22:18 西崎慎一郎]


[3849] 小島 - [2004/1/6 17:52]

 ご回答有難うございました。じつは今月発売する小説のなかで、1947年のアメリカの子供の野球大会でスリーバント失敗のシーンが出てくるためです。なお、1894年からはじまったという資料の典拠がもしあればお教えいただけますでしょうか。明日、野球博物館に行く用事があるので、確認をするつもりでございます。よろしくお願い申しあげます。
規則にはスリー・バント失敗という形では載ってなく、バントのファウルは(常に)ストライクなので、2ストライク後なら3ストライクになって三振、という形で規定されています。

"TOTAL BASEBALL" fifth edition の "APPENDIX 1: Rules and Scoring" に規則と記録の変遷が載っていて、1984年には以下の文があります。
"Strike Zone: A strike is called when the batter makes a foul hit, other than a foul tip, while attempting a bunt hit that falls or rolls upon foul ground between home base and first or third bases"

その後も何度か細かい表現が変わっていますが、バントのファウルがストライクと明確に規定されたのはこの年が最初。

# TOTAL BASEBALL の最新版は seventh edition だと思いますが、
# それには変遷が載っていません。
# (sixth edition は持っていないので不明)

自力でこれを探し当てたわけではなく、「わかりやすい公認野球規則1994」(鈴木美嶺・郷司裕 編)の 「6.00 打者 スリー・バント失敗」の項に「バントのファウルボールをストライクとカウントするようになったのは1894年からだ」と書かれていたので、すぐに見つかったというわけです。

[2004/1/6 21:50 西崎慎一郎]


[3848] 小島 - [2004/1/5 22:50]

教科書会社のものです。野球のルールについて調べています。大リーグにおいて「スリーバント失敗=アウト」のルールは、いつごろ制定されたのでしょうか。もし不明なら、1947年当時、そのルールがあったかどうかお教えください。
1894年からですけど、なぜ1947年なのかとても知りたいので「教えてください」。

単に年と出来事だけが書いてある教科書じゃ、何にも面白くないですよね。

「1947年(まで)にこれこれこういうことがあったけれど、当時のスリーバントはどうなっていたか?」というように書いていただければ、そこから話が広がって面白くなると思うんです。

[2004/1/6 01:09 西崎慎一郎]


[3847] 杉尾駿 - [2004/1/5 16:07]

>[3833]
「大きなファール」かどうかに関わらず、2ストライクになったorそれ以後のファールの次のボールの空振り率って高くなってると思いますよ。アウトローの速球ファールのあと、同じコースからスライダーなりフォークなりを落として空振り三振を取るというのは非常に教科書的な配球だし、現実にもよく見るシチュエーションですから。

さて、本題なのですが、今年のワールドシリーズ第4戦がロジャー・クレメンスの最後の先発試合になりました。(たぶん復帰はしないでしょう・・・・。)
そこではたと思ったのですが、日本で200勝以上あげたピッチャーで最終先発試合が日本シリーズだったケースってありましたっけ?
東尾修の最終登板が1988年日本シリーズ第5戦のリリーフ登板だったのは覚えているのですが、先発となると記憶に引っかかりません。山田、村田は現役最終年に日本シリーズに出てないし、堀内は83年が最終年ですがその年の日本シリーズには登板してません。

いま手元にレコードブックがない環境にありまして、完全に記憶モードで済みません。お互い記憶をたぐりつつ、お話し出来ればと思っております。
それでは、「ファウルで粘っているうちにタイミングが合ってくる」という、現実にもよく見るシチュエーションはどう説明しましょうか?
# というわけで、こういうものは頭だけで結論を出してはダメということです。

さて、12月終わり近くになってようやくベースボール・レコード・ブックが発売されて、FAQの通算記録が更新できました。
それと他の資料も合わせて調べてみると、先発が最後の投手はいないようですね。
1969年の金田(巨人)は第2戦に先発してますが、第4戦にリリーフしちゃってます。

[2004/1/6 01:11 西崎慎一郎]


[3846] 五月雨 - [2004/1/3 10:04]

> [3843] 宇田川さん
「プロ野球公式記録集2002」(共同通信社発行)より。

1950〜63年 日没まで
   64年 10時30分以降延長に入らない
 65〜66年 日没まで
 67〜81年 5時30分を過ぎて新しいイニングに入らない
 82〜86年 「試合時間」4時間30分を過ぎて新しいイニングに入らない
 87〜93年 18回まで(第8試合以降は無制限)
 94〜01年 15回まで(第8試合以降は無制限)
 02〜   不明

去年と今年は不明ですが、西崎様のご回答によると01年までと同じかな?
最近の日本のプロ野球は関心がないので、よく知りません。
と言いつつ、公式記録集なんか持っていたり…。 なぞだ。

西崎様
> 私は活躍というものはしないと思いますけどね。
まぁまぁ、そうおっしゃらずに(≧▽≦)。
あらま、そこに載ってましたか。調べていないのがバレますね。
時間制限がなくなり引き分けになりにくくなった時点で、ほとんど気にしなくなったもんで。

# 活躍というものはしないというのは、何もしないという意味ではなく、同じようなことを同じようにやる、という意味です。

[2004/1/6 00:34 西崎慎一郎]


[3845] 五月雨 - [2004/1/1 01:16]

新年おめでとうございます。
年末にばたばたと質問攻勢をかけさせていただきまして
失礼いたしました。
またお尋ねすることもあろうかと思いますが
どうぞよろしくお願いいたします。
西崎様のご活躍と貴サイトのご発展をお祈りいたします。
疑問点を一緒に考えてみるという形にしていただいたので、楽しかったですよ。
# ここは個人の単なる掲示板で、別に野球の質問だけを書く場所じゃありませんから。

私は活躍というものはしないと思いますけどね。
パ・リーグは公式戦にあまり気が入らなさそうですし…
オリンピック代表選手を、パ・リーグ中心で球団による人数の制限なしに選ぶというのなら、8月に正常でない公式戦を行なう埋め合わせとしてプレイオフをする意義があるんですが(理由が後付けですけど)。

# 皆既日食があれば多少目立つこともすると思いますが、今年はそれもありません。

[2004/1/3 00:36 西崎慎一郎]


[3844] ジン - [2004/1/1 00:19]

あけましておめでとうございます。
西崎様、これを観ている皆様へ更なるご発展を祈っています。
PS今年も野球で(私が)分からなかったら教えてくださいね。

私は何でも知っているわけじゃありませんから、教えられるのは知っていることだけ、です。

# 実は「教えてください」と書かれると、返事の書き方に困ることが多いんです。
# 「ですかね?」ぐらいなら「でしょうかね?」のように書くこともできるんですが。

(プロ)野球界は発展するんでしょかねぇ…

[2004/1/3 00:22 西崎慎一郎]


[3843] 宇田川 - [2003/12/31 00:41]

日本シリーズについて質問したいんですけど、最大延長がパリーグ主催では12回、セリーグ主催では15回までって本当でしょうか?もし違ってたら正しい答を教えて下さい。あと、採用年月日も。
日本シリーズで延長回数をホームチームによって変えたことはないはずですよ(たぶん)。
2003年は7戦までは15回まで、8戦以降は制限なし、となっていました。

いつからかこうなったかは覚えていません。
引き分け試合は1986年が最後で、今はほとんど気にしなくてもよくなったので、調べる気もあまりなし。

# 日本シリーズは日本野球機構の主催であって、ホームチームの主催ではないので注意。
# 収入は決められた割合で分配されます。

[2004/1/3 00:16 西崎慎一郎]


[3842] 五月雨 - [2003/12/24 23:43]

こんにちは。
ご返信ありがとうございました([3831][3832])。
いただいたご返信は何十回と読み返させていただきました。
考えるためのヒントを数多く与えていただき、深く感謝しています。

理屈的にはやはり、きれいには解釈できそうもない規則のようですね。
すべての原則を変えないことを前提に、半ば無理にでも解釈をしていくか、
原則自体を変えていくかのどちらかになると思いますが、私は後者を望みます。

ただ、アメリカ人に同じ質問をぶつけても、
理屈的におかしい要素があることは認めてくれるのですが、
結局は慣習とか文化、歴史といった言葉を持ち出され、逃げられてしまいました。
前者で突き進むしかないんですかねぇ…(^-^)。

結局のところ、アピールプレーは時間をさかのぼる、というか
大きなタイムラグが発生する特殊なプレーであるにもかかわらず、
タイムプレーと同列に、原則論で扱おうとしているところから
無理が出てきているような気がします。

今しばらく、アピールプレーとタイムプレーの関係、
またそれにフォースプレーを絡めて、
私も整理しなおしてみたいと思っています。

ありがとうございました。
とても参考になりました。
第三アウトと得点の関係を決定する原則として、お互いが独立ではない時間的原則と空間的原則の二種類を作ってしまっていることが原因。
どちらもいまさら変えるのは困難ですから、一方を立てると他方に矛盾が生じるケースに関して、公式の解釈(一方に関しては特例)を示すのが筋だと思います。

# [3841] にある押し出し四球のように例外を設ける手もありますが、すっきりはしませんね。

多くの場合は優先順位を決めておけば解決するので、野球として無理がなければそれでよし、無理があるようだったらさらに状況を分けるというやり方でいいと思います。

問題のケースで、たとえば時間的原則を優先すると決めた場合、打者走者が(場所に関係なく)先にアウトになっていれば、一塁走者の二塁空過はフォースアウトではない、一塁走者より前の走者の得点は認められる、と解釈できることになります。

[2003/12/27 22:56 西崎慎一郎]


[3841] つん - [2003/12/24 22:41]

2死二塁で打者四球、二塁走者がスタートを切っていたとします。四球はボールインプレーですから、三塁でタッグされれば、当然アウトでチェンジですよね?またこれが打者の一塁到達前であれば、三死後でも打者の安全進塁権は形式上生きているということになり、一塁までは行くように審判から命じられるのでしょうか?
安全に進塁できる権利を放棄するとどうなるか? 守備側に走者をアウトにできるチャンスが生まれます。
審判が進塁を促してしまったら、守備側からそのチャンスを奪ってしまいますよね。
というわけで審判は命令しちゃダメ。

このケースでは打者走者がどうなろうと得点には関係ありません。
でも、たとえば二死二・三塁でチェンジより先に三塁走者がホームインしていたら得点になるのに、四球の打者走者が一塁へ達する前にアウトになれば得点が取り消されるわけです

# 押し出し四球だと義務があるのは打者走者と三塁走者だけだとか、
# さらにサヨナラだと打者走者の進塁放棄はアピールなしでアウトだとか、
# 状況によっていろいろ違いがあるんですが。

[2003/12/25 01:22 西崎慎一郎]


[3840] 野球ずき - [2003/12/24 10:48]

どちらが勝利投手になるか教えてください!内容は次の通りです。尚、軟式野球です!では、「ある試合でAさんが7回裏まで登板しました。その時点で同点の場面、8回表(特別ルール)にAさんのチームは逆転に成功し、相手8回裏の攻撃よりBさんへ交代しました。Bさんは、1は取られたがAさん・Bさんのチームは勝利しました」勝利投手はAさん?Bさん?どちらになりますか?
一部に抜けや適切でない表現があるようですが、状況を整理すると、
・7回裏終了時で同点
・8回表に先攻チームが2点以上取って勝ち越し
・8回裏後攻チームが1点返したが追い付けず、先攻チームの勝利
ですよね。

勝利投手はA投手です。
B投手が登板したのは8回裏からですから、最後に勝ち越した8回表の時点では、まだA投手が登板中だったと考えます。

A投手が先発投手ならこれで決定。
先発は別の投手でA投手は途中から登板していた場合、A投手の内容があまりにもヒドイ場合には記録員の判断ではB投手が勝利投手になることもあります。
でもB投手も失点していることですし、ほとんど無いでしょう。

[2003/12/25 01:19 西崎慎一郎]


[3839] 糸島少年野球連盟審判員#15 - [2003/12/22 23:07]

いつもながら真面目にコメントしている西崎様に感動をしています。
ただそれだけが言いたくて書き込みました。
これからもよろしくお願いします。
横浜ベースターズの西崎を応援している、当掲示板ファンのつぶやきです。
興味の大きさによってコメントの内容が全然違うんですけどね。
フォースアウトの件はとても興味を持ったので、自分で整理する意味もあって長くなりました。

それにそんなに真面目でもなく、もしもあんまり興味がなかったらダークサイドがどうしたとか絶対に話がそれていたはず :-p

# 「西崎といえば、日本最西端の場所が西崎(いりざき)なのでいつか行ってみたい」
# というように、本当に興味があるので話がそれる場合もあります。

[2003/12/24 01:45 西崎慎一郎]


[3838] ドシロー徒です - [2003/12/22 23:05]

>[3833]
回答ありがとうございました。
番組では2001〜3年の3シーズンのセパのデータで何に比較したか忘れてしまいましたが9%くらい三振がふえると報告していたと思います。
とにかくきちんとしたことが言えない質問でスミマセンでした。
下に並べたような技術的な理由も考えられなくもないんですが、「格言」にとらわれて打者も投手も意識してしまうという精神的な理由も大きいかもしれませんね。

[2003/12/24 01:34 西崎慎一郎]


[3837] ジン - [2003/12/22 16:36]

お久しぶりです
下のを観て思ったのですがE2
西武ドームと広島市民は、TV中継を見て年間数本はありますね。
それぐらいに減った、というべきですね。
フェンスが低かった昔は、もっと出ていましたから。

神宮が人工芝になった直後は、あまりにも頻発するので興醒めでした。
右中間、左中間に打球が飛ぶと、抜けるかどうかよりもバウンドしてフェンスを超えるかどうかが真っ先に気になってしまって。
# レフト線、ライト線はどっちにしても一塁走者は三塁止まりと思っていたので気にならなかった。

[2003/12/24 01:30 西崎慎一郎]


[3836] 野球好き - [2003/12/21 20:42]

[3834]の続きです。
普通でいうE2ヒットはフェンスが高い球場・改築球場が増えたので減ったと思いますが、「ローカルルール」でのE2は増えてると思うのですが。「E2ヒット」とはいわず「E2」や「2ヒット」というのかもしれませんが...
# E2ではたぶん一般には通じないので、念のため。
# 特に米国では "ground rule double" ですから絶対に通じません。

ドーム球場の天井に当たるなどの特別グラウンドルールのことですね。増えた言うよりは、これまで存在しなかったものが起こるようになったと言うべきだと思いますけど。

その球場でのルールの決め方次第ですけど、打者が二塁まで行けるようなケースに関してはどこでも「塁を二つ」と決められています。
バウンドしてフェンスを超えた二塁打と同じ扱いになりますね。


[2003/12/24 01:27 西崎慎一郎]


[3835] 野球好き - [2003/12/21 11:18]

「昔、パリーグは7.8球団あったので、日本シリーズが始まると順位の確定した消化試合は中止になったことがある」ということをきいたことがあるのですが本当ですか?
パに限らず、セや1リーグ時代にもあれば教えてください。
消化試合だけでなく、シーズンが途中中止になったことがあれば、それもお願いします。
教えてくださいと言われても、歴史には弱いので知らないことは教えられませんが(強くても同じことですが)、

1944年(昭和19年)は戦争激化のため、シーズン途中で打ち切りになったようです。
(中止前までの分で順位等を確定させています)

1950年セ、1951年セ・パ、1952年パ、1953年セ
は、チームによって試合数が違っています(引き分け再試合とはいうわけでもなく)。
上位と下位で分けられていたり、あるカードだけ少なかったりと、それぞれ理由はありそうです。

[2003/12/24 01:19 西崎慎一郎]


[3834] 野球好き - [2003/12/21 11:15]

エンタイトルツーベース(E2)のときのランナーの進塁について教えてください。
E2でランナーが三塁を回ってホームインすれば得点になるのですか?それとも三塁に戻されるのですか?
ドームが増えてE2が増えてる昨今、気になります。
全ての走者は二つだけ塁を進められるので、三塁走者と二塁走者はホームイン、一塁走者は三塁まで進塁、打者走者は二塁まで進塁になります。
# 余計に進んでも戻されます。

ドームになって増えていますか?
グラウンドが人工芝になった頃は明らかに増えましたが、日本のドーム球場はどこもフェンスが高くなっているので、以前より出にくくなっていると思うんですが。
ドームではない球場も金網を高くして出にくくしていますし。

[2003/12/21 19:26 西崎慎一郎]


[3833] ドシロー徒です - [2003/12/19 22:58]

はじめまして。今夜のテレビでホームラン級の特大ファールのあった打席は三振しやすいとありました。
ファールのストライクカウントがあるので当然と見ていたのですが、いかがでしょうか?
いわゆる「三振前のバカ当たり」のことでしょうね。
これは統計的に検証されていたのでしょうか?

言わんとしているのは、

・打者の振りが大きくなっているので空振りもしやすい

ということで、

・投手の警戒も厳しくなるので同じような球は来ない
・ファウルになるということは振り出しが早過ぎるので、タイミングも外しやすい

という要素も考えられます。

といっても、これらは頭で考えた後付けの理由ですから、実際に三振する割合に有意な差があるかどうかはきちんとした手法で調べなければなんとも言えないところ。

# 「代わったところに打球が飛ぶ」をきちんと検証した結果ががあるのなら知りたい。

ファウルのカウントは理由にはならないでしょうね。
2ストライクだったらファウルでもカウントが変化しませんし、ファウル打球の性質とは無関係に三振しやすいということなってしまいますから。
バントのファウルはほとんどが2ストライク前でカウントが増えますが、その打席で三振しやすくなったとは言えないでしょう。

[2003/12/21 19:18 西崎慎一郎]


[3832] 五月雨 - [2003/12/13 09:43]

あ、すみません。ちょっと分かりにくい文章の流れに
なっていますので補足します。

> 個人的意見としては鈴木氏か審判さんの判定の
> どちらかが間違っていると思います。

この文章の「審判さんの判定」とは
「1死満塁でのランニングホームラン狙い」での無得点判定のことです。
英文を引用した審判さんのことではありません。
失礼いたしました。
打者走者が欲張ったために1点も入らないのは理不尽ということですが、一死満塁から少し状況を変えて、

1) 三塁走者が生還
2) 二塁走者が三塁空過
3) 一塁走者が生還
4) 打者走者が本塁手前でアウト
5) 二塁走者の三塁空過をアピールアウト

(5)がフォースアウトなら0点。
仮にフォースアウトでないとすると(1)の得点は認められますが、(3)の得点はやはり認められません。
(4)で打者走者が三塁へ止まっていれば(3)の得点も生きたのですが、これはフォースの解釈とは関係ないことですよね。
余計な第二アウトを取られてしまったことで、空過のアピールアウトが第三アウトになってしまう状況を作ってしまったことが悪い、と考えましょう。

# と考えると、パラドックスの一番の原因は(a1)の規定ですかねぇ。

[2003/12/21 18:59 西崎慎一郎]


[3831] 五月雨 - [2003/12/13 09:11]

ご回答ありがとうございました。

> 打者走者のアウトが守備妨害等のボールデッドになる種類のものだったら、
> 一塁走者は再開時にどちらの塁にいることになるでしょうか?
なるほど! まさにおっしゃるとおりです。
恥ずかしながら、ボールデッドのケースを考慮していませんでした。
これは幽霊説にとっては致命傷ですね。:)

> このプレイの出典は何でしょうか?
プレー自体は創作で「アウトの順番もさかのぼるべき」と
いうのは私の持論です。判定は日本のアマ審判さん2人、
アメリカのアマ審判さん3人に聞いた一致する答えです。
みなさん、連盟所属歴のあるベテラン審判さんばかりです。
この判定が正しいことを前提にしていますのでご注意ください。

> 一塁走者が二塁を空過した時点にさかのぼって打者走者の位置を考え、
> 以下のように解釈するしかなさそうです。
アメリカの掲示板でもレスがつきました。
以下は高校野球の連盟に所属されている審判さんのご発言です。

Had the BR been retired before R1 missed second base on his way
to third, the out on appeal would become a time play and not a force
「一走が二塁を空過するより前に打者走者がアウトになったのならば、
 そのアピールアウトはフォースプレーではなくタイムプレーになる」
といった意味でしょうか。

つまりこの方は、一走が二塁を越え空過が発生したときに
打者走者が死んでいなければ、フォースアウトの責めを
負うという考え方のようです。
これを鈴木氏の例にあてはめると、3)で一走にフォースの
責任が確定し、得点は認められないということになりますね。

個人的意見としては鈴木氏か審判さんの判定の
どちらかが間違っていると思います。
あるいは、西崎様のおっしゃるように、打者走者が二塁を踏んだことに
何らかの意味を持たせるか、ですね。

私は審判さんの無得点判定が理不尽に思えてしかたありません。
塁の空過は第2アウトより先に起きているわけですから…。
ただ単に後からアウトが追加されたことによって
のんびりと取れるアピールアウトが第3アウトへと
押し出されただけのことで、攻撃側に2点の損失を負うだけの
非はないように思えます(もちろん感情論なのは分かっていますが)。

また先の1死満塁のケースで、例えば打者走者が三塁に
自重していたら2点は認められますよね?
本塁憤死なら0点です。これも結果論にはなりますが、
これでは野球のダイナミズムを殺してしまうように思います。
まぁ、理不尽な規則はほかにもゴロゴロありますが…。

ところで、どちらも正しいなんてことがあるのでしょうか?
これはルール委員に問い合わせてみないといけないかもしれませんね。
あまり好きじゃない公認野球規則の文面をたくさん引用したら、頭が疲れてしばらく間が空いてしまいました。

記録とは違って判断が入らない類の問題なので、答えは一つでなければいけませんよね。ルールをどう解釈し、どのように適用するのかを決めるのは専門家の仕事ということになりますか。
他の解釈や判例と矛盾しないように考えてみますと、

まず一般に、第三アウトが塁の空過に対するアピールアウトだった場合、

a1) 後ろの走者の得点は認められない(フォースアウトか否かに関係なく)
→ 後ろの走者はその空過した塁へ達していないという扱いになる
→ 走者の「位置関係」は空過の時点にさかのぼって考える

a2) 前の走者の得点は認められる(第三アウトがフォースアウトではなく、アウトより先に本塁へ達した場合)
→ 空過の時点で前の走者が本塁へ達していなくてもよい
→ 得点と第三アウトの「時間関係」までもが空過の時点にさかのぼるわけではない

という扱いになると考えられます。

また、

b1) 第三アウトより後の(アピール)アウトが第三アウトと入れ替わることはある
b2) その前のアウトの順番が入れ替わることはない

ということから、問題のケースでは、

c1) 第二アウト = 打者走者の三・本塁間でのタッグアウト
c2) 第三アウト = 一塁走者の二塁空過でのアピールアウト

は動かせません。

これら全てを満たすためには、

・第三アウトの時点では一塁走者は一・二塁間にいた
・ゆえに第三アウトはフォースアウト

と扱う以外の解がなくなってしまいます。

打者走者の時間軸で考えると、(c1)より(c2)が先になってしまうというパラドックスが生じてしまうのですが、これを解消するにはどこかで規則の解釈を変えなければなりません。
(b2)は動かせませんし、第三アウトの時点で二塁より先に進んでいたことにしてしまうと、(a1)の理由が成り立たなくなってしまいます。
全ての得点を認めるためには、何らかの特別な解釈が必要になりそうですね。

[2003/12/21 18:59 西崎慎一郎]


[3830] 五月雨 - [2003/12/11 02:13]

> [3829]
ご回答ありがとうございました。

> 例は後日追記します。
とても楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

> 「幽霊なんぞに占有権を主張されても困る」
実はこれについて解釈がうまくできないプレーがあります。

【状況】1死満塁でランニングホームランを狙える当たり。
3走者とも生還した後、打者走者が本塁タッグアウト(2死)。
その直後、守備側が一走の二塁空過をアピールしアウト(3死)。

この場合、3アウト目がフォースアウトに当たることで
無得点になりますよね?
しかし、アピールの時点で後続の走者(=打者走者)は死んでいます。
つまり一見、幽霊によりフォースの状態が維持されているように思えます。
これは、一走の二塁空過時にさかのぼって、フォースアウトを認定すると
いう考えなのでしょうか?

しかし、時間をさかのぼって認定するのであれば、
第3アウトではなく、そちらも第2アウトに置き換えなければ
筋が通らないように思います。

で、このプレーをどう解釈すべきなんだろうと考えたときに
打者走者が一塁をいったんでも正規に占有した瞬間に
(たとえ後にアウトになっても)フォース状態が確定すると
考えるとうまく理解できるわけです。

しかし、実際の判定からはそうではないようです。
このプレーについてはどうお考えになりますでしょうか?
ちょっと古い本ですが、
「Q&A方式 101の実例野球ルール」 鈴木美嶺編、ベースボール・マガジン社
にちょとだけ違う例が載っていました。
文中ではQ&Aの形式になっていますが、プレイを順に抜き出すと、

1) 一死一・三塁から打者がヒット
2) 三塁走者は生還
3) 一塁走者は二塁を空過して三塁へ到達
4) 打者走者は一塁を踏んだ後、一・二塁間でタッチアウトになり二死
5) 一塁走者の空過を二塁でアピールして三死

これに対する答えは
・打者が二塁に進もうとしてアウトになったことで、フォースの状態は消えてしまう。
・二塁でのアピールアウトはフォースアウトではない。
・三塁走者の得点は認められる。
となっています。
打者走者は後位の走者であることだけに言及し、一塁へ達したことに対しては問題視していません。

これは「フォース確定」の仮説と矛盾しますよね。
この判定が正しいとすると「フォース解消」には規則の文面通りという明確な根拠があるので、やはり「フォース確定」の概念を持ち出すのは間違いと言うしかない、というのが私の結論です。


示された例との違いは一塁走者がアウトになった位置ですね。
もしもどちらの判定も正しいとすると、一塁走者が二塁を空過した時点にさかのぼって打者走者の位置を考え、以下のように解釈するしかなさそうです。
・打者走者のアウトが二塁の手前
打者走者は一塁走者より後方でアウトになったので、その時点で一塁走者のフォース状態は解消されていた。
・打者走者のアウトが二塁より先
まだ打者走者は一塁走者の後方で生きていたと考え、一塁走者はフォース状態だった。


さかのぼったらアウトの順序が崩れるので、一塁走者はフォースアウトではなく得点が認められるという解釈も一理ありそうなのですが、このプレイの出典は何でしょうか?

[2003/12/11 22:44 西崎慎一郎]


[3829] 五月雨 - [2003/12/10 10:11]

こんにちは。
先日は自責点についてお教えいただきまして
ありがとうございました。
今度は野球規則についてご意見をお聞かせ願えませんでしょうか。

【状況】無死一塁で右翼へ抜けるゴロ打球。
打者走者は一塁を回って二塁に向かうが
一二塁間で一走が転倒しており一塁に引き返す。
しかし右翼からの一塁送球で打者走者はタッグアウト。

この打者走者のアウトにより、一走のフォース状態は解除されるのでしょうか?
また、同じことですが、一走は空いている一塁に戻れるのでしょうか?

考え方は2つあると思います。

1)後続の走者(打者走者)が死んだので、フォース状態は無条件で解除される。
  一塁は空いているので、当然戻れる。

2)一塁はいったん打者走者により正規に占有された。
  一塁はもはや打者走者の塁であるため、一走は一塁に戻れなくなり、
  後続の走者が死のうともフォース状態は確定する。

実は複数の審判さんに聞いたのですが、答えが異なります。
米国の掲示板でも同じ質問をしているのですが、迷う一方です。
日本ではどちらで運用しているか、ご存知でしょうか?
また、どちらが正論だとお考えになりますでしょうか?

よろしくお願いいたします。
私の解釈・結論は(1)です。

まず感覚的に、「幽霊なんぞに占有権を主張されても困る」というのが野球の正論だと思えるのが第一の理由。

感覚だけではなく規則とその解釈に答えを求めなければいけませんが、「アウトになった走者に占有権」「フォース確定」の概念は規則に見出せない、というのを以下に並べました。

【塁の占有権】
「走者がアウトになる前に他の走者の触れていない塁に触れる」
「アウトになるか、その塁に対する正規の占有権を持っている他の走者のためにその塁を明け渡す義務が生じるまで、その権利が与えられる」

問題のケースでは、打者走者はアウトになったので一塁の占有権はなくなっています。一塁には他の走者が触れていないので、一塁走者が一塁へ触れれば占有権を得ることができるはず。
ここからはアウトになった走者に占有権を与えるという解釈は考えられません。

もしも打者走者のアウトが守備妨害等のボールデッドになる種類のものだったら、一塁走者は再開時にどちらの塁にいることになるでしょうか?
アウトになった打者走者に一塁の占有権が残っていることにしてしまうと、一塁走者は一塁へ戻ることはできず、二塁へ押し出される形で進塁できることになってしまいます。

【フォース】
「打者が走者となったために、塁上の走者が、規則によって、その塁の占有権を失った」
【フォースアウト】
「打者が走者となったために、進塁の義務が生じた走者が次の塁に触れる前に、野手がその走者またはその塁に触球した」
「フォースプレイにおいて、後位の走者が先にアウトになれば、フォースの状態でなくなり、前位の走者には進塁の義務がなくなるから、身体に触球されなければアウトにはならない」
「進塁の義務の生じた走者が次塁に触れた後、どのような理由にせよ、その塁を捨ててもとの塁の方へ離れた場合は、再びフォースの状態におかれる」

ここには「フォースの状態」は状況が変われば解消されたり復活したりするものであると記述されていて、その条件も明記されています。
そして、他の走者がアウトになることにより進塁の義務がなくなる条件には「後位の走者」とあるだけで、その走者がフォース状態にあるかどうかは条件に入っていません。

問題のケースでは後位の走者である打者走者が先にアウトになったので、一塁走者はフォースの状態でなくなるという以外の解釈は考えられません。

以上から、「アウトになった走者に塁の占有権」「フォース確定」という概念を引き出すためには、これらの規則に相反し、かつ優先度の高い規則が必要ですが、そのような記述は規則のどこにもありません。

# 感覚的には、
# ・打者走者がフォースアウトであろうがタッグアウトであろうがその他のアウトあろうが、
# その後の状況は「二死で一・二塁間に走者がいる」ことに変わりがない。
# ・フォースは「状態」なので、その前の状態から遷移した理由が何であろうと関係なく、
# 現在の状況で決定されるべき。


なお、安全進塁権には「確定」の概念があります。
「安全進塁権を得た走者が、与えられた塁に触れた後さらに進塁することはさしつかえないが、その行為の責任はその走者自身が負うだけで、たとえ与えられた塁に触れた後にアウトになった場合でも、他の走者の安全進塁権に影響を及ぼすことはない」
たとえば、四球で打者走者が一塁を回って二塁へ向かう途中にアウトになっても、一塁走者は安全に二塁へ進塁できるということです。
「フォース確定」を主張するには、これと同程度に規則中で明記されている必要があるでしょう。

[2003/12/11 22:23 西崎慎一郎]


[3828] のり - [2003/12/3 12:45]

つまり、妨害出塁は無視するって事ですね!

ありがとうございました!


[3827] 小林 - [2003/12/2 18:02]

教えてください。
ローカルルールで野手の投球がそれて、1塁又は3塁手が捕球できずファールゾーン超えた場合にテイクワンとして1ベース進塁することができるルールがあります。
このルールに関しての質問です。
1アウト1・2塁の場面で打者の打球は投手へのライナー、投手はこの打球を捕り、離塁していた1塁走者を刺そうと1塁へ送球したが、送球がそれ、ファールゾーンを越えたので塁審はテイクワンをコールした。1塁走者は塁に戻ろうとしていたが、塁審のコールにより1度1塁に帰塁せずそのまま2塁に進塁した。この場合アピールプレーにより、走者はアウトになるのでしょうか。
# ローカルルール(特別グラウンドルール)とは直接関係ない話ですね。

安全進塁権が与えられても、リタッチの義務はなくなりませんから、帰塁していなければアピールアウトの対象になります。
ボールデッドになっているので、アピールできるのは次にプレイがかかった直後ですね。

例のレイサム珍プレーがちょうど同じ場面でしたが、走者はちゃんとリタッチしてから進塁していました。
プロは当然ルールそのままですから、進塁は2つ。

[2003/12/3 00:02 西崎慎一郎]


[3826] のり - [2003/12/2 15:05]

[3825]へ追記
質問の趣旨が分かりにくかったかもしれないので・・・
出塁率を出したいのですが、「打撃妨害」がからんだ時はどうしたらいいのでしょうか?教えてください。
よろしくお願いします。
計算式の分母に犠飛(犠牲フライ)が出てきますが、犠打(犠牲バント)は出てきません。つまり犠打は出塁率の計算につかいません。妨害出塁もそれと同じことです。

[2003/12/2 23:54 西崎慎一郎]