2003/11/15.16 本栖湖
僕の奥さんが講習会で河口湖畔に行くことになり、どういういきさつだったか忘れたが、同行することになった。しかし、冬も間近なこの時期、いったい何をして時間をつぶそうかと思った。釣り、写真撮影、散歩etc....でもって結局釣り道具をもって出発した。現地に到着し、奥さんを講習会場まで送り、僕はネットで調べた本栖湖へ。
車でとりあえず湖の周りをぐるっと一周し、釣り人の様子を探る。降りられる場所にはやはりみんな車が止まっていて、ダブルハンドでびしっと決めている。僕はといえば#5のロッドしかもっていない。恥ずかしいので誰もいないポイントに入る。
ウエーディングしていくと以外と水温は高い、が、小雨がぱらつき、風が前から吹いてくるので波が高い。通りで誰もいないポイントな訳だ。まあいい、レイク初心者だから練習するしかない。目指すは50overのブラウンだああ。なんて考えながら、フライの師匠から拝借したストリーマっぽいフライをティペットの先にセットし、ひたすらキャストを繰り返す。
翌日は打って変わって晴天。風は強いが暖かく心地いい。 前日雨の中、波にもまれながら釣りをしていたためか、何となく体調がよくない。まあ、そんなことはどうでもよいのでほっておこう。前日と同じポイントで粘ってみるが、人の気配がないので、つれないポイントなのだろう。しばらくしてからポイント変更をしようと、湖の周りを周回するが、昨日にもまして人が多い。結局、釣り券を購入できる駐車場に車をおいて、貸しボートの停留桟橋の横に入る。
しばらく湖面を見ていると、なんとライズしているではないですか?!すかさず#12に巻いたスケーティングカディスを投げる。ちょちょんと引っ張ると「がぼ」の音と同時に吸い込まれ、下のレインボーをキャッチ。ひたすらキャストだけを繰り返すフライフィッシャーを「釣れてんのかー」と見ていた観光客がすかさずよってくる。
お孫さん連れの女性が「××ちゃん見てごらん。大きいねー」と
孫:「こんなのちっちゃいよ」←(ぐさっ・・)
僕:「もっと大きいのが釣れるって聞いて来たんですけどね。ははは・・・」
女性:「 何いってんのよ、塩焼きには丁度いい大きさなのよ」(子供には理解できないって)
写真を撮って、リリースする僕を「やさしーね」といいながら家族の元に戻っていった。
本当に優しい人ならハナから釣りなんかしないよ
魚を人間に例えたなら、食事中いきなり水中に引き込まれて、もがき苦しんだあげく写真を撮られて、はいさようならだもんね
だから「楽しかったよ、ありがとう!」なんてリリース出来ないね
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