簡易旋律記述言語 EMDL

1999年8月11日版(ver. 0.01)
目次
  1. はじめに
    概要, 動機, 基本方針, 著者コメント
  2. 基本表記ルール
    使用する文字、空白、コメント
  3. メロディーパート
    音程、長さ、ビートグループ表記法
  4. コントロールパート(工事中)
    タイトル、テンポ、リピート、転調などの指定
  5. フレーズ定義(工事中)
    フレーズの保存、参照
  6. 付記・現状と将来の展望(工事中)

はじめに

概要

簡易旋律記述言語(仮称、以下ではEasy Melody Describe Language、EMDLと略します)は音楽、特にメロディラインをテキストとして簡単に記述するための言語です。例えば

(,,,ソ↑) (ドーードドー ミー) (レーードレ,ミー) (ドドミソ)(ラーー,)
と書くだけで「蛍の光」になるような、そんな記述方法です(言語というよりマクロと言った方がいいかもしれません)。まだ思い付いたばかりの段階ですが、ここでそのアイデアを紹介します。

動機

EMDLを思い付いたきっかけは、携帯電話が着信時に鳴らすメロディーを設定しているときです。

「ああ、これ、パソコンのエディタで入力したいよな」

メーカーも、なるべく簡単に入力できるよう随分工夫を凝らしていますが、やはり私のようなコンピュータのキーボード(および楽器としてのキーボード)の操作に馴れた者は、この小さなボタンでの入力にストレスを感じないと言えば嘘になるでしょう。

また、私の機種では、例えば同じメロディをくり返す場合、まったく同じ記述を繰り返して入力しなければなりません。これも、仮に「ここからここまでループしてね」と記述できればいいのに、と歯がゆい思いをしました。同様に「ここからここまでを移調してね」と書ければ便利でしょう。

さらに、シンコペーションしているようなメロディーの入力がやっかいです。頭では「1拍めの裏から2拍めの付点8分にタイでつながって…」と思っても、実際には携帯電話にタイの入力など出来ませんから、ここは4分音符1つにまとめて入力するわけです。

これらの厄介な作業はプログラムにやらせたいところです。人間は自分にわかりやすく記述する。あとは自動的に携帯電話用のデータに変換させればよい。データ変換はすぐに出来そうです。場合によってはMIDIフォーマットへ変換して試聴することもできないことはないでしょう。問題はどう表記できたら便利なのか。そこで

「人間にわかりやすくコンピュータも扱い易い、メロディーの表記方法」
を考案しようと思ったのです。

「人間にわかりやすい」といえば、楽譜があります。確かに伝統ある優れた表記方法ですが、これは紙に書くときはいいとして現在のところコンピュータの画面などに表現するには少々面倒です。専用のソフトウエアが必要でしょうし、例えばテキストとしてメールやWWWフォームなどにそのまま入力することはできません。また楽譜の画像を読み取ってデータにするプログラムを作成するのも、かなり難しいでしょう。

一方、コンポーザソフトが数値入力のために用意している記述やMIDIフォーマットもすでにあります。しかしこれらは少々複雑すぎると考えました。相手は携帯電話ですから、もっと機能を削ることはできるでしょう。また目標は携帯電話だけではありません。普通のテキストメールにちょこっと書いてあるものでも切り取ってプログラムにちょっと通すと音として聴くことができれば、便利じゃないでしょうか。ただ、このとき、そのままテキストとしてもぱっと見て大体わかるような表記にしたいところです。あまりに暗号のようでは肝心の「わかりやすさ」が失われます。

他にも、すでに似たような表記方法があるかもしれません。ですが、仮にそうだとしても、たまには言語めいたものを考えてみるのも面白いんじゃないか、そんな気もしたのです。そうです。これは必要に迫られたためや社会への貢献というよりも、やっぱり趣味なのでした。

基本方針

以上の動機から、この言語基本的な方針は以下の通りになりました。

なお、HTMLが普及している現状を鑑み、メロディ以外の命令や各種設定はなんとなくHTMLやSMILのようにタグを使うような方向で考えてみました。メロディ記述部で入れ子のカッコがたくさん現れる様はlispを思い起こさせるかもしれませんが、それはきっと気のせいです。

コメント

提案、忠告などございましたらHead's Message Boardhead@sainet.or.jpまでよろしくお願いします。「すごい」「なるほど」「わかりやすいわ」「素敵!」など、できるだけ肯定的な感想を書いていただければ、おはようからおやすみまですこやかな毎日がおくれそうな気がしてなりません。
「Music::EMDLってモジュール作ってCPANに置いたんだけど、要る?」
とかそういう声はもう大オッケー!です。


next
Head's head
©1999 Shibayama "HEAD" Ken'ichi