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渋谷栄一翻字

竹河

凡例

1.大橋寛治氏蔵『源氏物語 奥入』(復刻日本古典文学館 昭和46年10月)所載の巻尾本文を漢字仮名字母翻字法によって翻字した(翻刻資料の凡例を参照)。
2.判読不明文字は△で記した。
3.大島本との本文の異同は朱色、仮名遣い等の異同は茶色、漢字仮名の表記の異同は緑色で表示した。
4.行頭字母の同字を青色で表示した。

「自筆本奥入」(92オ)「竹河」(末尾7行)

 な累越うれハしとへり志ゝ
ときこゆめ里しそこの古ろ
中将ときこゆめ累としよハ
ひの本とは可多ならねと
越く累とな个き堂満へりさい
         さうハと可く
           つき/\し
               

【本文の訂正跡】
 本文の訂正跡はナシ

【行頭字母】
ときこゆめ里しそこの古ろと
中将ときこゆめ累としよハ

【本文の異同】
 本文の異同はナシ

【仮名遣い等の異同】
@「とう中将」―「頭中将」(大島本)
A「かたならねと」―「かたわならねと」(大島本)


【漢字仮名表記の異同】
@「へり」―「思へり」(大島本)
A「志ゝう」―「侍従」(大島本)
B「とう中将」―「頭中将」(大島本)
C「多満へり」―「給へり」(大島本)
D「さいさう」―「宰相」(大島本)