First updated 07/12/2022(ver.1-1)
渋谷栄一翻字

蓬生

凡例

1.大橋寛治氏蔵『源氏物語 奥入』(復刻日本古典文学館 昭和46年10月)所載の巻尾本文を漢字仮名字母翻字法によって翻字した(翻刻資料の凡例を参照)。
2.判読不明文字は△で記した。
3.大島本との本文の異同は朱色、仮名遣い等の異同は茶色、漢字仮名の表記の異同は緑色で表示した。

「自筆本奥入」(38オ)「蓬生」(巻尾5行)

しとはす可多里もせ満し个れ
といとかしらい多うゝ累さくもの
う个れハなむいまゝ多ついてあら/
   お里尓もひいてゝ(△1
           きこゆへき登/そ


【本文の訂正跡】
△(判読不明)文字の上に直接重ね書きして「な」と訂正する

【本文の異同】
@「せ満本し个れと」―「せまし个れと」(大島本)
A「また」―「またも」(大島本)
B「なん」―ナシ(大島本)

【仮名遣い等の異同】
仮名遣い等の異同ナシ

【漢字仮名表記の異同】
@「ん」―「む」(大島本)
A「おもひ」―「思」(大島本)