First updated 07/18/2022
Last updated 04/26/2024
渋谷栄一翻字
梅枝
凡例
1.大橋寛治氏蔵『源氏物語 奥入』(復刻日本古典文学館 昭和46年10月)所載の巻尾本文を漢字仮名字母翻字法によって翻字した(翻刻資料の凡例を参照)。
2.判読不明文字は△で記した。
3.大島本との本文の異同は朱色、仮名遣い等の異同は茶色、漢字仮名の表記の異同は緑色で表示した。
「自筆本奥入」(63オ)「梅枝」(巻尾表8行)
□□□□□□□□□□□□ぬつ1れ□ さよと思つ1ゝ遣給・う遣れと かき里とて2王すれ可多き/を わ春累ゝも1こやよ尓1な2ひ く2心な2るら2ん/と あ累をあやしとうち越可れ/す 可多布きつ1ゝミゐ 給へり |
【本文の訂正跡】
本文の訂正跡ナシ
【和歌書式】
「かき里とて2」歌 V型A(第二句と第三句の間で改行し、和歌の末尾に地の文を直接に続ける)
【本文の異同】
@「給・」―「給ハ」(大島本)
【仮名遣い等の異同】
仮名遣い等の異同ナシ
【漢字仮名表記の異同】
@「思つ1ゝ」―「おもひつゝ」(大島本)
A「王すれ」―「忘」(大島本)
B「よ」―「世」(大島本)
C「らん」―「らむ」(大島本)
D「ミ」―「見」(大島本)
E「給へり」―「たまへり」(大島本)